兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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反発スタート、短期の戻り期待の買い
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、短期の戻り期待の買い
【寄り付き概況】
 
17日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比116円27銭高の3万8587円47銭。
 
前日の米国株市場では主力大型株に買い戻しが入りNYダウが7日ぶりに反発した。ただ、自律反発で上値は重く、米長期金利の上昇を背景にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらマイナス圏で引けている。
 
東京株式市場では日経平均株価が前日に先物主導で760円あまりの大幅安となり、3万8000円台半ばまで一気に水準を切り下げたが、足もとで突っ込み警戒感からの買い戻しを誘導し切り返しに転じている。
外国為替市場で円安が進んでいることは輸出セクター中心に株価の下支え材料となっているが、上値の重さも意識されやすく、上げ幅は限定的なものにとどまっている。
 
米長期金利は一時、2023年11月以来の高水準を付け、相対的にバリュエーション(投資尺度)の高い銘柄の重荷となっている。キーエンスやOLCなどが安い。
 
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
個別では、ファナックやソニーG、オムロンは安い。一方、富士フイルムと信越化が高い。三井不、フジクラも買われている。