米ドル円上値重く、108円台前半へ。
【為替】米ドル円上値重く、108円台前半へ。
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15日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は上値の重い展開となり、一時108.145円へと本日安値を更新している。米中協議の部分合意によるリスクオンを背景とした円売りが止み、取引の手掛かりが少なるなかポジション調整的に円を買い戻す動きが進んだ格好。欧州時間に英国のEU離脱協議に関し発言した複数の欧州当局者より交渉が難航している様子が伺えたことも、積極的にポジションを傾ける動きを抑制した模様。
今回上値を押さえられた108円台半ば(14日高値:108.65円)の水準は9月半ばと10月初めにも上昇を止められているように、戻り売りの目標値として意識されており、新規の材料がなければ高値更新の展開は望みにくそう。一旦は5日移動平均線の差し掛かる108.10円付近で下値を固めることができるかが、焦点となりそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]