堅調展開か
堅調展開か |
14日の日経平均株価は、前日比110円82銭高の3万2695円と続伸して取引を終えた。一時250円を超える上昇をみせたが、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となった。
10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間の今晩10時半に控え、全体相場は様子見ムードとなりやすいところだったが、朝方にリスク選好の地合いで始まった後もしぶとく買いが続き、日経平均は頑強な値動きに終始した。3万2000円台後半の水準は滞留出来高が多く、その分だけ戻り売り圧力が強いゾーンだが、日経平均寄与度の高い半導体主力3銘柄(東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック)が買われる展開となったことで、指数押し上げ効果をもたらす格好となった。
15日の日経平均株価は、現地14日に発表される米10月CPI(消費者物価指数)に対する米国市場の反応に左右されそうだ。
今後の経済状況を占う上では重要視されていことから、現地13日の米国株式もCPI待ちの状況で、積極的な売買は限られていた。
市場では「10月CPIが市場予想平均の平均(前年比3.3%上昇)から大きくズレない限り、影響が限られそうで、15日に行われる予定の米中首脳会談に関心が向かう可能性もある」との声が聞かれた。手がかり材料には乏しいなか、消去法的に好業績銘柄への個別株物色が中心になりそうだ。
きょうの動きも良かった主力の半導体株の動向に注目しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
34294.96 ボリンジャー:+3σ(13週)
33770.00 ボリンジャー:+3σ(25日)
33674.64 ボリンジャー:+2σ(26週)
33568.70 ボリンジャー:+2σ(13週)
33108.00 ボリンジャー:+2σ(25日)
32949.88 ボリンジャー:+1σ(26週)
32842.45 ボリンジャー:+1σ(13週)
32695.93 ★日経平均株価14日終値
32488.99 6日移動平均線
32446.01 ボリンジャー:+1σ(25日)
32225.12 26週移動平均線
32149.50 75日移動平均線
32130.28 均衡表基準線(週足)
32116.19 13週移動平均線
32107.41 均衡表転換線(日足)
32060.99 均衡表雲上限(日足)
31912.45 均衡表転換線(週足)
31813.27 均衡表雲下限(日足)
31784.01 25日移動平均線
31725.80 均衡表基準線(日足)
31500.36 ボリンジャー:-1σ(26週)
31389.94 ボリンジャー:-1σ(13週)
安値も前日から切り上がったほか、昨日下向きに転じた5日移動平均線は上昇を再開。25日線や三役好転下にある一目均衡表の転換線の上向きキープと併せて大勢強気相場の継続を確認する形となった。一方、高値は前日水準に届かなかったことから、33000円手前での上値の重さも窺える。