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トルコリラはどこまで下げるのかに注目
【為替】トルコリラはどこまで下げるのかに注目
[概況]

先週末10日に発表された米消費者物価指数は予想通りだったが、トルコリスクに欧州株式市場は銀行株を中心に売られて株価は下落し、連れてNY株式市場も3市場が値下がりして引けた。

また株価の下落によるリスク回避の円買いにドルを始め主要通貨は売られ、ユーロ(-1.72円)やポンド(-98銭)、豪ドル(-1.055円)は大きく値下がりし、トルコリラは前日比-2.74円の大幅下落となった。

今週の為替市場は円買いの流れが続くのか、トルコリラがどこまで下げるのかに注目しているが、今週の米国では14日(火)7月輸入価格指数、15日(水)MBA住宅ローン申請件数、7月小売売上高、8月NY連銀製造業景気指数、第2四半期非農業部門労働生産性指数、7月鉱工業生産・設備稼働率、6月対米証券投資、16日(木)8月フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、7月住宅着工・許可件数、17日(金)7月景気先行指数、8月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっている。

トルコは米国に対する強硬姿勢を崩してお らず、トルコリラの反発は期待しずらいと見て、今週の為替市場は円買い優勢ではないかと予想している。

[提供:カネツFX証券株式会社]