売り買い拮抗、押し目買い
![]() |
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、押し目買い
|
東証グロース市場は手掛かり材料のある銘柄が選別物色され、東証グロース市場250指数は小反発した。グロース市場ではGNIとカバーの2銘柄に商いが集中。この2銘柄でグロース市場全体の売買代金の45%を占めた。グロースCoreは続伸。東証グロース市場250指数は反発、終値は前日比3.23ポイント(0.47%)高い694.37だった。17日に日経平均株価が伸び悩む場面ではグロース250も下げたものの、下げた場面では押し目買いが入って水準を徐々に切り上げた。前日に米長期金利が低下したのも、高PER(株価収益率)銘柄の多い国内新興市場の支えとなった。
東証グロース市場では、ジーエヌアイやペルセウス、インフォRが上昇した。一方、カバーやヘッドウォは下げた。
市場関係者は「好業績のGNIがにぎわっているが、プライム市場の大型株に投資家の人気が移っている状況に変わりはない」と指摘。新興企業市場全体では材料難で小口売りに押される銘柄が依然として多い。
値上がり銘柄数249、値下がり銘柄数270と、売り買いが拮抗した。
個別では、Welby、ペルセウスプロテオミクス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。エムビーエス、ジーエヌアイグループ、INFORICHは年初来高値を更新。ジェイドグループ、インバウンドプラットフォーム、アジャイルメディア・ネットワーク、マイクロアド、キッズウェル・バイオが買われた。
一方、Waqooがストップ安。ケアネット、アミタホールディングス、トランスジェニック、G−FACTORY、データホライゾンなど42銘柄は年初来安値を更新。日本情報クリエイト、ブティックス、Green Earth Institute、ハイアス・アンド・カンパニー、うるるが売られた。