兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

売り優勢の展開か
【オープニングコメント】
売り優勢の展開か
 
21日の日経平均株価は売り優勢の展開となりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、2万450円-2万700円。
20日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比173ドル安の2万5962ドルで終えた。米中対立やイタリア、香港などの政治不安が懸念された。米欧の金利低下に伴い利ざや悪化を意識した米銀行株への売りも目立った。東京株式市場でも金融株には逆風となりそうだ。
米中貿易摩擦への根強い懸念を背景に前日の米株が下落し、戻り待ちの売りが優勢となるだろう。コンテ首相の20日の辞意表明をきっかけとしたイタリアの政局混乱に対する警戒感から欧州の主要株価指数が軟調となったのも影響するだろう。日経平均は前日終値を200円程度下回る2万0400円台に下落するとの見方がある。
 
また、22〜24日に開かれる米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)や、24〜26日にフランス・ビアリッツで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)といった重要日程を控え様子見気分が強い。きょうも積極的な売買は見送られるだろう。
 
外国為替市場で円相場は1ドル=106円台前半と前日夕時点からやや円高・ドル安水準にある。輸出関連銘柄への重しとなりそう。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比180円安の2万480円だった。
 
日程面では、国内では、取引終了後に日本政府観光局(JNTO)が7月の訪日外国人客数を公表する。
海外では7月の米中古住宅販売件数や7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表が予定されている。日米両政府は日本時間22日からワシントンで貿易交渉の閣僚級協議を開く。フィリピン市場は休場。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■プロパスト <3236>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.71%にあたる20万株(金額で3000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月21日から10月31日まで。
 
■ケーズホールディングス <8282>
株主優待制度を拡充。株主優待の実施回数を年1回→年2回に変更し、保有株数に応じて年間2枚〜60枚の株主優待券を贈呈する。優待券の贈呈枚数は現行の2倍となる。
 
■マーチャント・バンカーズ <3121>
業務提携先の中国大手医療機関・大承医療投資と医療ツーリズム、ネットカフェ展開でも業務提携。
 
■プレステージ・インターナショナル <4290>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■ヤマシナ <5955>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.61%にあたる85万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月21日から9月30日まで。
 
■サニーサイドアップ <2180>
シンガポール・エニーマインドグループとインフルエンサーマーケティング事業を展開する合弁会社を設立。
 
■ドーン <2303>
映像通報システム「Live110(仮称)」の実証実験を兵庫県警察本部で開始。
 
■ファンコミュニケーションズ <2461>
商品やサービスの紹介動画を配信・視聴できる成果報酬型のレビュー動画アプリ「ViiBee(ビービー)」を提供開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
 
21(水)
7月訪日外客数(16:00)
 
【海外】
日中韓外相会談開催予定(中国・北京)
米7月中古住宅販売(23:00)
FOMC議事録(7/30・7/31開催分)
休場:フィリピン
 
《米決算発表》
ノードストローム、ターゲット


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。