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日経ジャスダック平均は反発、個人投資家の買い
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、個人投資家の買い
 
日経ジャスダック平均株価は小幅ながら反発した。終値は前日比5円49銭高い3416円38銭となった。東証1部の主力銘柄で構成する日経平均株価が年初来高値圏で推移しており、新興市場でも運用リスクを取る投資家が増えた。新興企業市場全体を動かす材料はなかったが、個人投資家による個別の買いが支えとなった。中小型株が集まる新興市場に物色の目が向けられるかたちで反発となった。
もっとも、日本株相場が上昇する中でも個人投資家の投資余力はさほど改善していないとの見方が多く、指数には上値の重さが目立った。米中貿易交渉の先行き不透明感をはじめ外部環境に引き続き懸念材料が多く、相対的に流動性に乏しい新興銘柄の買い手控え要因となった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で492億円と前日(680億円)と比べて低調だった。売買高は6955万株。
値上がり銘柄数は297、値下がり銘柄数は297となった。

個別では、ホーブ、システム・ロケーションがストップ高。フェスタリアホールディングス、アンビスホールディングス、日本テレホンは一時ストップ高と値を飛ばした。SHINWA Wise Holdings、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、プロパスト、田中化学研究所、小田原エンジニアリングなど13銘柄は年初来高値を更新。OSGコーポレーション、ETSホールディングス、エスエルディー、アイフリークモバイル、ニューテックが買われた。
 
一方、テラ、プラップジャパン、フィスコ、メディシノバ・インク、日本色材工業研究所など6銘柄が年初来安値を更新。日本興業、フォーバル・リアルストレート、麻生フオームクリート、歯愛メディカル、ブロッコリーが売られた。