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値下がり優勢、運用リスクを避ける売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、運用リスクを避ける売り

 
東証グロース市場は前日の上昇の反動で値下がり銘柄が多かった。新規上場銘柄が資金を集めて、商いは盛り上がった。
寄り付き後まもなく一時上昇に転じる場面もあったものの、日経平均株価が下げ幅を拡大するにつれて投資家心理が悪化し、新興株でも運用リスクを避ける目的の売りが出た。市場では「足元で25日移動平均(633程度)が上値抵抗線として意識されている」
との見方もあった。
グロースCoreは値を下げた。東証グロース市場250指数も反落した。終値は前日比8.12ポイント(1.29%)安の623.17だった。
グロース市場ではQPS研究所やエヌピーシーが下落した。一方、トライアルやステラファは上昇した。
 
きょうグロース市場に上場したアストロHDは10時36分に公開価格(850円)を431円(50.70%)上回る1281円で初値を付けた。午前には一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる1581円を付けた。終値は初値比94円(7.33%)高の1375円だった。
 
値上がり銘柄数173、値下がり銘柄数369と、値下がりが優勢だった。
個別ではジィ・シィ企画がストップ高。アストロスケールホールディングス、coly、ブルーイノベーション、ジェイックは一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、フーバーブレイン、プレイド、ココペリ、i-plugなど7銘柄は年初来高値を更新。ステラファーマ、データホライゾン、MRT、日本電解、ノイルイミューン・バイオテックが買われた。
 
 一方、jig.jpが一時ストップ安と急落した。メディカルネット、インターファクトリー、ジーネクスト、サインド、ミンカブ・ジ・インフォノイドなど9銘柄は年初来安値を更新。トラース・オン・プロダクト、地域新聞社、Institution for a Global Society、データセクション、コンヴァノが売られた。