続伸、一時3万6000円台 半導体関連株や好決算銘柄に買い
東京株式(前引け)=続伸、一時3万6000円台 半導体関連株や好決算銘柄に買い
13日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前週末に比べ760円55銭(2.17%)高の3万5785円55銭だった。
前日の米株市場でハイテク株中心に堅調だったことや、外国為替市場で円高が一服し1ドル=147円台で推移していることなどを受け、ハイテク株中心に買い戻す動きが続いた。
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。東京株式市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が軒並み上昇し、日経平均を押し上げた。
日経平均は一時1000円高に買われ、3万6000円台を回復する場面があった。その後は戻り売り圧力に上値が押さえられ、3万5000円台に押し戻されたものの、760円あまりの大幅高で前場の取引を終えた。個別には好決算発表銘柄を中心に値を飛ばすものが目立っている。
主要企業の決算発表が一巡し、良好な出足を材料視した個別物色の動きも活発だった。前週末9日に決算を発表したSOMPOやMS&ADなど保険各社の上昇が目立ったほか、楽天グループも大幅高となった。外国為替市場の円高・ドル安の進行に一服感が出ており、トヨタなど輸出関連株も買いが優勢だった。
日経平均を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティーインデックス(VI)は、朝方に一時20台まで低下した。日経平均VIは前週末に40台だったが、投資家の不安心理が改善しつつあることを示唆した。市場では「米景気を巡る過度な懸念が後退し、市場は落ち着きを取り戻しつつある。ただ、週内には米国で経済指標の発表が相次ぐほか、中東情勢が緊迫しているので、急激な株価変動には依然として注意が必要」との声があった。
為替の円安推移と半導体株の上昇などを受けて、前場の東京市場は買い優勢となった。先物市場では225先物中心に買戻しが入っているとの観測もあり、TOPIXよりも日経平均優勢の地合い。過去最大の暴落から1週間ほどで市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、日経平均VIはまだ35ポイント台で推移しており、まだまだ先行き警戒感を持つ投資家は多いようだ。後場の日経平均は前営業日比プラス圏を維持すると考えるが、3万6000円手前では上値が重くなろう。
東証株価指数(TOPIX)も続伸した。前引けは44.10ポイント(1.78%)高の2527.40だった。JPXプライム150指数も続伸し、22.07ポイント(1.98%)高の1137.19で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆5017億円、売買高は10億8872万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1132。値下がりは485、横ばいは24だった。
業種別では、保険業、海運業、電気機器、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、空運業、陸運業、パルプ・紙、ゴム製品、その他製品などが下落した。
個別では、先週末の上昇を引継ぎフジクラが買い優勢となったほか、決算が材料視されてSOMPOホールディングス、東京海上、MS&ADも買われた。レーザーテック、東京エレクトロン、ディスコなど半導体製造装置大手が売買代金上位を独占し、株価も大きく上昇させている。三菱重工業が高く、ソフトバンクグループも物色人気。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクやトヨタ自動車などがしっかり。キーエンス、荏原製作所、フジクラ、TDK、ソニーグループ、アドバンテストも買い優勢となった。円谷フィールズホールディングス、ヤマシンフィルタなどがストップ高に買われ、TREホールディングスも急騰した。
半面、決算がネガティブ視されてシャープ、明治ホールディングスが下落したほか、リクルートホールディングスが売り優勢、任天堂も軟調。オリエンタルランドも売りに押されている。ジャムコ、カーリット、アトラエなどが急落、野村マイクロ・サイエンスも下げた。このほか、王子HD、清水建設、ZOZO、鹿島建設が売られた。
13日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前週末に比べ760円55銭(2.17%)高の3万5785円55銭だった。
前日の米株市場でハイテク株中心に堅調だったことや、外国為替市場で円高が一服し1ドル=147円台で推移していることなどを受け、ハイテク株中心に買い戻す動きが続いた。
主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。東京株式市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が軒並み上昇し、日経平均を押し上げた。
日経平均は一時1000円高に買われ、3万6000円台を回復する場面があった。その後は戻り売り圧力に上値が押さえられ、3万5000円台に押し戻されたものの、760円あまりの大幅高で前場の取引を終えた。個別には好決算発表銘柄を中心に値を飛ばすものが目立っている。
主要企業の決算発表が一巡し、良好な出足を材料視した個別物色の動きも活発だった。前週末9日に決算を発表したSOMPOやMS&ADなど保険各社の上昇が目立ったほか、楽天グループも大幅高となった。外国為替市場の円高・ドル安の進行に一服感が出ており、トヨタなど輸出関連株も買いが優勢だった。
日経平均を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティーインデックス(VI)は、朝方に一時20台まで低下した。日経平均VIは前週末に40台だったが、投資家の不安心理が改善しつつあることを示唆した。市場では「米景気を巡る過度な懸念が後退し、市場は落ち着きを取り戻しつつある。ただ、週内には米国で経済指標の発表が相次ぐほか、中東情勢が緊迫しているので、急激な株価変動には依然として注意が必要」との声があった。
為替の円安推移と半導体株の上昇などを受けて、前場の東京市場は買い優勢となった。先物市場では225先物中心に買戻しが入っているとの観測もあり、TOPIXよりも日経平均優勢の地合い。過去最大の暴落から1週間ほどで市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、日経平均VIはまだ35ポイント台で推移しており、まだまだ先行き警戒感を持つ投資家は多いようだ。後場の日経平均は前営業日比プラス圏を維持すると考えるが、3万6000円手前では上値が重くなろう。
東証株価指数(TOPIX)も続伸した。前引けは44.10ポイント(1.78%)高の2527.40だった。JPXプライム150指数も続伸し、22.07ポイント(1.98%)高の1137.19で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆5017億円、売買高は10億8872万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1132。値下がりは485、横ばいは24だった。
業種別では、保険業、海運業、電気機器、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、空運業、陸運業、パルプ・紙、ゴム製品、その他製品などが下落した。
個別では、先週末の上昇を引継ぎフジクラが買い優勢となったほか、決算が材料視されてSOMPOホールディングス、東京海上、MS&ADも買われた。レーザーテック、東京エレクトロン、ディスコなど半導体製造装置大手が売買代金上位を独占し、株価も大きく上昇させている。三菱重工業が高く、ソフトバンクグループも物色人気。三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクやトヨタ自動車などがしっかり。キーエンス、荏原製作所、フジクラ、TDK、ソニーグループ、アドバンテストも買い優勢となった。円谷フィールズホールディングス、ヤマシンフィルタなどがストップ高に買われ、TREホールディングスも急騰した。
半面、決算がネガティブ視されてシャープ、明治ホールディングスが下落したほか、リクルートホールディングスが売り優勢、任天堂も軟調。オリエンタルランドも売りに押されている。ジャムコ、カーリット、アトラエなどが急落、野村マイクロ・サイエンスも下げた。このほか、王子HD、清水建設、ZOZO、鹿島建設が売られた。