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堅調展開か

堅調展開か
 
 
今週は堅調展開だった。
6月相場に突入したが、米国の長期金利が低下してきたことが株式の支援材料となった。日経平均は大幅高の日もあった一方、海外に比べて著しく弱いといった日もあるなど、方向感が定まらなかった。
日経平均は週間では約196円の上昇。週初の発射台が高く、週足では十字に近いながらも3週連続で陰線を形成した。
 
 
来週は、堅調か。来週はFOMCと日銀金融政策決定会合が開催されるが、大きな視点では、米国の長期金利の低下基調が継続するかどうかがポイントとなる。
かなり慌ただしい週になる。FOMCが11日〜12日に開催され、日銀金融政策決定会合が13日〜14日に開催される。米国ではFOMCの結果発表日の12日に5月消費者物価指数(CPI)の発表があり、翌13日には5月生産者物価指数(PPI)の発表もある。日銀の結果を消化する14日はメジャーSQ日で、落ち着かない日が続くだろう。
 
FOMCに関しては政策金利の据え置きが濃厚で、出てくる内容自体にサプライズは少ないと思われる。
今週、ECBが4年9カ月ぶりとなる利下げに踏み切ったことで、米国も先々では利下げが実施されるとの期待は高まりやすい。日銀会合に関しては、現状維持なら買い反応になるだろう。何か動きがある場合には、事前に観測報道が出てきてある程度織り込みが進むと思われる。週の方向性は日銀会合次第となりそうではあるが、FOMCの波乱の要素が少ない分、プラスで終える可能性の方が高いと考える。
3万8000〜9000円前半におけるレンジを逸脱するにはしばらく時間がかかりそう。来週の日銀金融政策会合、米国のFOMCをまずは見極めてからとなりそうだ。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
40726.84  ボリンジャー:+2σ(13週)
39769.37  ボリンジャー:+1σ(13週)
39758.09  ボリンジャー:+1σ(26週)
39539.42  ボリンジャー:+3σ(25日)
39227.36  ボリンジャー:+2σ(25日)
39000.58  75日移動平均線
38915.30  ボリンジャー:+1σ(25日)
38910.41  均衡表雲上限(日足)
38811.90  13週移動平均線
38687.67  6日移動平均線
 
38683.93  ★日経平均株価7日終値
 
38603.24  25日移動平均線
38527.08  均衡表基準線(日足)
38379.50  均衡表転換線(日足)
38291.18  ボリンジャー:-1σ(25日)
38263.41  均衡表雲下限(日足)
38253.94  均衡表転換線(週足)
37979.11  ボリンジャー:-2σ(25日)
37854.44  ボリンジャー:-1σ(13週)
37667.05  ボリンジャー:-3σ(25日)
37502.64  26週移動平均線
36896.97  ボリンジャー:-2σ(13週)
36801.40  均衡表基準線(週足)
35939.50  ボリンジャー:-3σ(13週)
35447.40  200日移動平均線