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値下がり優勢、中東の地政学リスク
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、中東の地政学リスク

 
東証グロース市場は中東の地政学リスクへの警戒などから12日の米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、国内の新興株も売りに押された。長引く株価低迷で、主な買い手である個人投資家の関心が薄れていることも重荷となったようだ。
市場では「QPS研究所など好材料には局所的に資金が向かっているが、新興市場全体の売買は活況と言えない」との声が聞かれた。
グロース250とグロースCoreは続落。東証グロース市場250指数の終値は前週末比6.62ポイント(0.96%)安の680.75で年初来安値を更新した。
 
グロース市場ではカバーやフリーが下落した。一方、今期黒字転換見通しを前週末に発表したQPS研究所は買いが集中し、制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。エヌピーシーも上昇した。
値上がり銘柄数185、値下がり銘柄数350と、値下がりが優勢だった。
 
 
 個別ではデータセクション、QPS研究所、GRCSがストップ高。バルニバービ、G-FACTORY、GMOリサーチ、クリーマ、アジアクエストなど11銘柄は年初来高値を更新。リックソフト、Globee、アクアライン、エコモット、クックビズが買われた。
 
 一方、アスタリスクがストップ安。BeeX、バリュエンスホールディングスは一時ストップ安と急落した。イオレ、クリアル、夢展望、アズーム、スタジオアタオなど66銘柄は年初来安値を更新。ARアドバンストテクノロジ、GA technologies、ラストワンマイル、アジャイルメディア・ネットワーク、ペイクラウドホールディングスが売られた。