上値の重い展開か

【オープニングコメント】 上値の重い展開か

30日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経新聞株価の予想レンジは、2万7800円−2万8100円を想定。（29日終値2万8027円84銭）
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は3ドル高の33852ドルで取引を終えた。

日経平均株価は、きのう29日に3日続落となった弱い動きが継続し、売り優勢のスタートとなりそう。
中国での「ゼロコロナ」政策に対する関心が高まるなか、日本時間の午前10時30分には、中国で11月コンポジットPMI・製造業PMI・非製造業PMIの発表が予定されており注目される。一方、ファンドの配当再投資による買い期待が、下値を支えそうだ。

今は海外要因に神経質となる状況が続いており、さえない米国株を受けて上値の重い展開を予想する。

為替相場は、ドル・円が1ドル＝138円台の半ば（29日は138円27−29銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝143円台の前半（同143円50−54銭）と小動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比70円安の2万7990円だった。

 
【好材料銘柄】 

■アルファクス・フード・システム <3814>
債務超過解消に向けた取り組みの一環として、ナチュラルグリーンパークホテルに係る固定資産とホテル関連事業をリゾリート社に譲渡する。�Aれに伴い、23年9月期第1四半期にホテル売却益1億円を特別利益に計上する。

■恵和 <4251>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■MRT <6034>
今期配当を30円に修正、初配当実施。

■セーラー広告 <2156>
地域ブランド商品の企画開発や販売業務を手掛ける子会社を設立する。

■Shinwa Wise Holdings <2437>
子会社Shinwa ARTEXがweb3事業に特化したハンズオン型コンサルティングを提供するDeFimansと戦略的パートナーシップ契約を締結。

■クオールホールディングス <3034>
新型コロナウイルス抗原検査キット「テガルナスティックSARS-CoV-2Ag」の製造販売承認を取得。

■サイエンスアーツ <4412>
新東工業 <6339> と共同開発した製造現場向けの「声で伝えるセンシングパッケージ」を販売開始。設備異常が発生した際、音声データで現場の従業員にリアルタイムで知らせるサービス。

■サンバイオ <4592>
慶應義塾大学医学部と自社開発品「SB623」のアルツハイマー型認知症を対象とした共同研究に関する契約を締結。


【主な経済指標・スケジュール】

30（水）
【国内】
10月鉱工業生産（8:50）
10月住宅着工統計（14:00）

【海外】
中国11月製造業PMI（10:30）
米11月ADP全米雇用リポート（22:15）
米7-9月期GDP改定値（22:30）
ベージュブック
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。