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反落スタート、米ハイテク株安で
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、米ハイテク株安で
【寄り付き概況】
 
7日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比105円96銭安の3万8597円55銭。
 
前日の米株式市場は、NYダウが78ドル高と3日続伸したが、ナスダック指数は4日ぶりに反落した。エヌビディア<NVDA>など半導体関連株が軟調だった。こうしたなか、日経平均株価は下落して取引を開始した。為替は1ドル=155円70銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
 
米国で今晩、5月の米雇用統計が発表されることから、れを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。
一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の海外市場で米長期金利が落ち着いた動きだったことも東京市場の安心感となった。
 
さらに、昨日の日経平均が3万8500円台に位置する25日移動平均線を下回らずに推移したことから、相場の下値の堅さを指摘する向きもあり、寄り後、日経平均は上げに転じた。

東証株価指数(TOPIX)は小動き。

個別では、「傘下の銀行と証券2社に行政処分」と伝わった三菱UFJが安い。塩野義、ダイキン、任天堂も売られている。一方、日東電やレーザーテック、住友電は高い。