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値下がり優勢、新規上場(IPO)株に人気が集中
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、新規上場(IPO)株に人気が集中

 
東証グロース市場は前日まで3日続伸していた反動と、週末ムードが重なって売り優勢となった。ただ、堅調な米国株式市場などを支えに東京株式市場全般は強く、グロース市場の下げ幅も小幅だった。直近の新規上場(IPO)株に人気が集中した。また、27日の配当権利付き最終売買日を控え、東証プライム市場の高配当銘柄への個人投資家の関心が高く、新興株には売りが続いた。
市場では「外国為替市場で円安・ドル高が進行し、市場全体では輸出関連銘柄を中心に買いが入ったものの、内需株の多い中小型株には恩恵が少ないと受け止められた」
との見方もあった。
 
グロース250とグロースCoreは小幅安。
東証グロース市場250指数の終値は前日比0.58ポイント(0.08%)安の755.22だった。
 
グロース市場ではウェルスナビやエレメンツが下落した。一方、テクノロジーやカバーは上昇した。
値上がり銘柄数236、値下がり銘柄数287と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に新規上場したジンジブは買い気配のまま上場初日の取引を終えた。大引け時点の気配値は公開価格(1750円)の2.3倍にあたる4025円だった。
 
個別ではACSL、イーエムネットジャパン、TWOSTONE&Sons、INFORICHがストップ高。メディアシーク、STGは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイドグループ、フレクト、gooddaysホールディングス、パワーソリューションズ、QPS研究所など11銘柄は昨年来高値を更新。yutori、テクノロジーズ、WASHハウス、博展、TORICOが買われた。
 
 一方、ハイブリッドテクノロジーズ、STGが昨年来安値を更新。アルファクス・フード・システム、BBDイニシアティブ、ELEMENTS、売れるネット広告社、Kudanが売られた。