米ドル円が続伸。
【為替】米ドル円が続伸。
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12日の東京外国為替市場は、米ドル円が堅調に推移した。
上昇に理由には、米中の貿易対立の激化による通貨危機を懸念し、アジアの新興国が流動性の高い米ドルを活発に買っている点が挙げられ、事実、中国人民元をはじめとするアジアの通貨は、対米ドルで大きく水準を切り下げる動きとなっている。
こうした動きが米ドル円相場にも波及し、昨日のNY時間の米ドル円は約半年ぶりとなる112円台を回復。
そして、本日の米ドル円も上昇は続き、高値112.480円と、昨日の高値を更新するに至った。
この後の米ドル円は、間近に迫る大台113.00円が上値の目標として意識されるが、急速な上昇により利益確定の売りが入りやすいことや、上昇の背景となった米中の貿易対立は、捉え方次第でリスク回避の円買いになる可能性を考えると、上値追いは慎重になった方が良いのかもしれない。
[提供:カネツFX証券株式会社]