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「小動き」
「小動き」
「結果は必然」

「小動き」

火曜のNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
S&P500は5日連続、ナスダック総合6日連続で最高値を更新。
エヌビディアが2.5%高で他の半導体株の下落を相殺した。
マイクロソフトは1.4%下落。
テスラは3.7%高で年初来の上昇率は5%。
ソフトバンクグループ(SBG)が出資する医療分野のテック企業テンパスAIは4%上昇。
FRBのパウエル議長の議会証言が予想ほどハト派的でなかったことを受け、国債利回りは上昇。
パウエル議長は議会上院の銀行委員会で「経済はもはや過熱した状態ではない」と指摘。
ただ「今日この場で金利に関する今後の行動の時期についていかなるシグナルも送るつもりはない」と証言した。
前日は76%だった。
10年国債利回りは4.297%。
5年国債利回りは4.244%。
2年国債利回りは4.626%。
ドル円は161円台前半。
WTI原油先物8月限は0.92ドル(1.1%)安の81.41ドル。
ビットコインは2.69%高の5万7776ドル。
SKEW指数は150.20→148.53→151.09。
恐怖と欲望指数は52→52。
(昨年10月5日が20)。

火曜のNYダウは52ドル(0.13%)安の39291ドルと続落。
高値39492ドル、安値39145ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは113.43(前日124.32)。
NASDAQは25ポイント(0.14%)高の18429ポイントと6日続伸。
高値18511ポイント、安値18381ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは90.54(前日92.85)。
S&P500は4ポイント(0.07%)高の5575ポイントと6日続伸。
高値5590ポイント、安値5574ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは94.66%(前日101.69%)。
ダウ輸送株指数は164ポイント(1.09%)安の14993ポイントと3日続落。
SOX指数は0.01ポイント(0.00%)安の5765ポイントと7日ぶりに反落。
VIX指数は12.51(前日12.37)。
NYSEの売買高は8.32億株(前日8.83億株)。
3市場の合算売買高は96億株(前日101億株、過去20日平均は116億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中105円安の41515円。
ドル建ては65円安の41555円。
ドル円は161.31円。
10年国債利回りは4.297%。
2年国債利回りは4.626%。


「日経平均採用銘柄のEPSは2395円と過去最高水準を更新」

火曜の日経平均は寄り付き173円高。
終値は799円(△1.96%)高の41580円と3日ぶりに反発。
高値41769円。
安値40942円。
日足は3日ぶりに陽線。
日経平均は10日連続で一目均衡の雲の上。
雲の下限は38435円。
上限は38910円。
3日は40113円→40172円にマド。
TOPIXは27.94ポイント(△0.97%)高の2895ポイントと3日ぶりに反発。
25日線(2787ポイント)を10日連続で上回った。
3日ぶりに日足陽線。
4日は2875ポイント→2879ポイントにマド
TOPIXコア30指数は3日ぶりに反発。
プライム市場指数は14.42ポイント(△0.98%)高の1490.37と3日ぶりに反発。
東証スタンダード指数は3日続落。
東証グロース250指数は1.00イント(▲0.15%)安の657.93と5日ぶりに反落。
25日移動平均線からの乖離は△2.51%(前日△2.83%)。
プライム市場の売買代金は4兆4726億円(前日3兆9025億円)。
売買高は17.09億株(前日16.61億株)。
値上がり1098銘柄(前日493銘柄)。
値下がり472銘柄(前日1098銘柄)。
新高値92銘柄(前日47銘柄)。
2日連続で2ケタ。
新安値29銘柄(前日37銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは107.88(前日104.51)。
東証グロース市場の騰落レシオは107.88(前日103.10)。
NTレシオは14.36倍(前日14.22倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
東証グロース市場指数は8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(39355円)から△5.65%(前日△3.91%)。
12日連続で上回った。
上向きの75日線は39041円。
11日連続で上回った。
上向きの200日線(36231円)からは△14.76%(前日△12.69%)。
314日連続で上回った。
上向きの5日線は40953円。
14日連続で上回った。
13週線は38889円。
26週線は38692円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.804%(前日▲18.323%)。
買い方▲5.045%(前日▲5.177%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.793%(前日▲9.970%)。
買い方▲20.814%(前日▲20.697%)。
空売り比率は36.4%(前日40.9%、2日ぶりに40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.4%(前日6.3%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
7月5日時点の信用売り残は767億円増の8015億円。
2週ぶりに増加。
同信用買い残は363億円減の4兆7170億円。
2週連続で減少し5週ぶりの低水準。
前々週は4兆9117億円。
22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
4兆円台に乗せたのは2月22日時点。
信用倍率は5.89倍(前週6.56倍)
日経VIは17.47(前日16.76)。
日経平均採用銘柄のPERは17.36倍(前日17.17倍)。
6日連続で17倍台。
前期基準では17.57倍。
EPSは2395円(前日2375円)。
過去最高水準を更新。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.55倍(前日1.54倍)。
BPSは26825円(前日26566円)。
日経平均の予想益回りは5.76%。
予想配当り利回りは1.73%。
指数ベースではPERは23.20倍(前日22.76倍)。
EPSは1792円(前日1791円)。
PBRは2.15倍(前日2.11倍)。
BPSは19339円(前日19327円)。
10年国債利回りは1.070%(前日1.085%)。
プライム市場の予想PERは16.92倍。
前期基準では17.18倍。
PBRは1.45倍。
プライム市場の予想益回りは5.90%。
配当利回り加重平均は2.12%。
プライム市場の単純平均は26円高の3019円(前日は2992円)。
プライム市場の売買単価は2615円(前日2348円)。
プライム市場の時価総額は1006兆円(前日996兆円)。
ドル建て日経平均は258.45(前日254.02)と反発。
火曜のシカゴ225先物9月限円建ては大証前日比60円高の40910円。
高値41785円、安値40935円。
大証夜間取引終値は日中比70円安の41550円。
気学では水曜は「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
木曜は「転機を司る重要日。波動につくべし」。
金曜は「前後場足取りを異にして動くこと多し」。
ボリンジャーのプラス1σが40275円。
プラス2σが41185円。
プラス3σが42115円。
マイナス1σが38435円。
週足のプラス1σが40041円。
プラス2σが41194円。
プラス3σが42346円。
マイナス1σが37736円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
木曜が「変化日」。

《今日のポイント7月10日》

(1)火曜のNY市場で主要3指数はマチマチの動き。
   S&P500は5日連続、ナスダック総合6日連続で最高値を更新。
   10年国債利回りは4.297%。
   5年国債利回りは4.244%。
   2年国債利回りは4.626%。
   ドル円は161円台前半。
   SKEW指数は150.20→148.53→151.09。
   恐怖と欲望指数は52→52。
   (昨年10月5日が20)。

(2)ダウ輸送株指数は164ポイント(1.09%)安の14993ポイントと3日続落。
   SOX指数は0.01ポイント(0.00%)安の5765ポイントと7日ぶりに反落。
   VIX指数は12.51(前日12.37)。
   NYSEの売買高は8.32億株(前日8.83億株)。
   3市場の合算売買高は96億株(前日101億株、過去20日平均は116億株)。
   火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中105円安の41515円。

(3)プライム市場の売買代金は4兆4726億円(前日3兆9025億円)。
   売買高は17.09億株(前日16.61億株)。
   値上がり1098銘柄(前日493銘柄)。
   値下がり472銘柄(前日1098銘柄)。
   新高値92銘柄(前日47銘柄)。
   2日連続で2ケタ。
   新安値29銘柄(前日37銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは107.88(前日104.51)。
   東証グロース市場の騰落レシオは107.88(前日103.10)。
   NTレシオは14.36倍(前日14.22倍)。
   サイコロは9勝3敗で75.00%。

(4)上向きの25日線(39355円)から△5.65%(前日△3.91%)。
   12日連続で上回った。
   上向きの75日線は39041円。
   11日連続で上回った。
   上向きの200日線(36231円)からは△14.76%(前日△12.69%)。
   314日連続で上回った。
   上向きの5日線は40953円。
   14日連続で上回った。
   13週線は38889円。
   26週線は38692円。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.804%(前日▲18.323%)。
   買い方▲5.045%(前日▲5.177%)。
   東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲8.793%(前日▲9.970%)。
   買い方▲20.814%(前日▲20.697%)。

(6)空売り比率は36.4%(前日40.9%、2日ぶりに40%割れ)。
   7月5日時点の信用売り残は767億円増の8015億円。
   2週ぶりに増加。
   同信用買い残は363億円減の4兆7170億円。
   2週連続で減少し5週ぶりの低水準。
   前々週は4兆9117億円。
   22年11月11日時点は2兆9417億円だった。
   昨年5月19日時点は3兆1363億円だった。
   4兆円台に乗せたのは2月22日時点。
   信用倍率は5.89倍(前週6.56倍)
   日経VIは17.47(前日16.76)。
   
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.36倍(前日17.17倍)。
   6日連続で17倍台。
   前期基準では17.57倍。
   EPSは2395円(前日2375円)。
   過去最高水準を更新。
   直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
   225のPBRは1.55倍(前日1.54倍)。
   BPSは26825円(前日26566円)。
   日経平均の予想益回りは5.76%。
   予想配当り利回りは1.73%。
   指数ベースではPERは23.20倍(前日22.76倍)。
   EPSは1792円(前日1791円)。
   PBRは2.15倍(前日2.11倍)。
   BPSは19339円(前日19327円)。
   10年国債利回りは1.070%(前日1.085%)。

(8)プライム市場の単純平均は26円高の3019円(前日は2992円)。
   プライム市場の時価総額は1006兆円(前日996兆円)。
   ドル建て日経平均は258.45(前日254.02)と反発。

(9)ボリンジャーのプラス1σが40275円。
   プラス2σが41185円。
   プラス3σが42115円。
   マイナス1σが38435円。
   週足のプラス1σが40041円。
   プラス2σが41194円。
   プラス3σが42346円。
   マイナス1σが37736円。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株安の日」。
   木曜が「変化日」。

今年の曜日別勝敗(7月9日まで)

月曜15勝8敗
火曜16勝11敗
水曜8勝17敗
木曜14勝13敗
金曜16勝9敗

昨日の電子端末では「オイルマネー流入観測で上昇幅拡大」との言葉。
いよいよ市場もヒジュラ歴の新年株高アノマリーを言うようになったのだろうか。
もっとも昨日の大幅高は「意外高」でもあり、オイルマネーでももっと来なければ説明はつかなかったことも事実。
「解釈するには材料は何でもアリ」と言うことなのかも知れない。
どうせ来年になればヒジュラとかはまた忘れ去られているのだろう。

ところで・・・。
経営者の時間軸はもちろん3か月ということもあるが、基本的には3年-5年。
そういう視線で未来を見つめ、舵をとっている。
一方市場には長期目線の投資家さんもおられるが、大概の関心は「今日、明日の値動き」。
この時間軸のブレはいずれ是正されるのだろうか。
あるいは依然として「目先の濡れ手に粟が大好き」という心理が横行するのだろうか。
「株式市場の結果は偶然のように思えるが実は必然である」ということは全く無視され続けるのだろうか。
老練な市場関係者が送ってくれた数式。

EPS(現実)×PER{夢と期待」=株価。

ある市場関係者の嘆きの声。
「昨日の大幅高にもかかわらず、私のポートフォリオは全体で前日よりマイナス。
なんだかなぁって感じです」。
「乗り遅れた」という声も多い。
しかもベテラン投資家ほどそういうモード。
こういう声は3月にも聞いた。
しかし、本当に乗り遅れたのだろうか。
むしろ過去の経験則が邪魔をして相場観が間違ったということではなかろうか。
3月に高値を付けて4月には底値模索だった。
その先の未来はまた戻るという確信があれば「乗り遅れる」ことはなかっただろう。
「株価=業績×需給×心理」。
この心理の部分の諸事象への誤解と錯覚が投資チャンスを見逃している気がする。

解せないのは銀行員の情報管理に対するモラルというか認知度の低さ。
「業務で知り得た重要事実を公表前に親族に伝えていた疑い」。
「親族が株を買っていたのは知らなかった」というが、親子供にさえ職務上知り得たことは明かさないのが常識。
話した時点で、その行為は間違っている。
最近のインサイダー事件を見ると、証券会社のインサイダー事件もあるが、それとて銀行出身者の行為。
証券マンは一応、金融商品取引法を学ばさせられ「やってはいけないこと」は染みついている。
銀行員とて「やってはいけないこと」は当然知っているのだろうが認識が甘いのだろう。
あるいは、それこそ「濡れ手に粟」が好きなのかも知れない。

米国半導体工業会(SIA)が発表した5月の世界半導体販売額は前年同月比19.3%増の491.5億ドル。
増加率は2022年4月以来、2年1カ月ぶりの高い伸び。
在庫調整が進み、市況の回復が続いている。
前年同月を上回るのは7カ月連続。
前月比では4.1%増と2カ月連続のプラスだった。
米州の5月の販売額は139.6億ドルと前年同月比で43.6%増加。
欧州は9.6%減の42.5億ドル、日本は5.8%減の36.9億ル、中国は24.2%%増の149.1億ドル。
日中を除くアジア太平洋・その他は13.8%増の123.3億ドル。

興味深かった記事。

米ネット証券大手チャールズ・シュワブの指摘。
S&P500構成銘柄のうち、 過去1年間で指数そのものより株価が上昇した企業は17%。
ナスダックでは、この比率がわずか11%だ。
同社アナリストのリズ・アン・ソンダース氏とケビン・ゴードン氏。
「株式時価総額の最高峰に位置する一握りの銘柄の劇的なアウトパフォーマンスが、
時価総額で加重平均した指数の上昇を引き立てている」。
水面下では、ものすごい量の銘柄入れ替えと循環的な株価調整が起きていた」。
もう一つの憂慮すべき可能性は、ヘッジファンド、
仏キャピタル・ファンド・マネジメントのジャン・フィリップ・ブショー氏らが執筆した「『出資金詐欺』ファンド」。
株価の動きにとって本当に重要なのはファンダメンタルズだという古風な考えに対する挑戦状ともされる。
「ファンドが上昇するのは、 投資家が価値が上昇しているものを買わずにいられないため。
投資家が実際に買うと、原資産の一部も上昇し、ファンドの価値全体を押し上げ、
新しい買い手をさらに呼び込む。
勢いが勢いを呼び、輝く話題の周りに集積する。
ある段階で上昇し続けるから買う、というファンドの投資家の意識に沿う形で、
集めたカネで配当を払う出資金詐欺のように、ファンドは高速で資本を再配分せざるを得なくなる。
ただ、この仕組みは原資産である証券の価格が見合わないと判断されると崩壊する」。

「米国の株式相場が上昇したのは、人々が米国市場を買ったからだ。
ただ、これらを知ったところで、何をきっかけに熱狂が冷め、相場が下落し、そのタイミングがいつかを知る助けにはならない。
だが、もし米国株が近く滑らかな上昇基調に戻らなければ、
株価上昇が一部銘柄に集中していることへの疑念も募るだろう。
そして、ブームは一時的で持続不能であることを思い出させる出来事が今年下半期に起きれば、
上半期にみられた株式相場の輝きは曇るはずだ」。

久々にルービニ教授の説を聞きたくなってきた。
ネガティブな見方が出てくれば出てくるほど、なぜか相場は成長するものだから。

◇━━━ カタリスト━━━◇

upr(7065)・・・動兆

物流、製造現場向け箱型荷台(パレット)等をレンタル・販売。
ICT事業も手掛ける。
パレットレンタルは輸送用順調拡大。販売も堅調推移。
ただ保管用レンタルが想定以下。
25年8月期は輸送用伸び加速の見通し。
複数冷食メーカーへのタグ付きパレットに期待感。
作業効率化に寄与するタグ付きの導入推進。
規格統一の方向は追い風。

(兜町カタリスト櫻井)