兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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反発スタート、円安追い風
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、円安追い風
【寄り付き概況】
 
10日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比5円85銭高の3万8689円78銭。
 
寄り付きは売り買い交錯の展開。前週末の米国株市場では、注目された5月の米雇用統計の内容が事前コンセンサスを上回ったことで長期金利が上昇し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに軟調だった。
 
しかし、下げ幅はいずれも限定的なものにとどまった。米景気減速への警戒感が薄れたことが押し目買いを誘う背景となっており、これを受けて東京株式市場でも足もとで強弱観が対立している。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることも全体相場の下支え要因として作用しやすい。
 
現時点で日経平均の一方的な上値追いは続いていない。米長期金利の上昇を受けて前週末の米株式相場が下落したことは重荷となっている。
 
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、ソシオネクスや住友電、SOMPOは上昇している。一方、花王やヤマハ、エムスリーは下落している。