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反落スタート、前日急伸の反動で売り優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、前日急伸の反動で売り優勢
【寄り付き概況】
 
10日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比135円84銭安の4万1444円33銭。
 
前日の欧州株市場では、フランスの政局不安を背景に主要国の株価指数が総じて軟調だったが、米国株市場ではNYダウが小幅続落したものの、ナスダック総合株価指数とS&P500指数は揃って6連騰となり、史上最高値更新を続けている。
 
東京株式市場では前日に日経平均が先物主導で大幅に水準を切り上げた反動が予想される一方、頑強な米国株の動きを背景に底堅さを発揮しそうだ。
外国為替市場では1ドル=161円台の推移と円安水準でのもみ合いを続けており、これも輸出セクターを中心に追い風材料となりやすい。
 
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリ、ダイキンといった値がさ株の一角が下落している。半面、海運、保険、銀行といった割安株には買いが入り、日経平均の下げ幅は限られている。三菱UFJや東京海上など時価総額の大きい割安株の上昇で、東証株価指数(TOPIX)は小幅に上昇し、4日に付けた最高値を上回る場面もみられる。
 
他では、レーザーテク、アドテスト、テルモ、安川電が安い。一方、リクルート、第一三共、ソニーGが高い。