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マザーズ市場展望
マザーズ市場展望
マザーズ指数は14日の急伸で2018年1月に付けた高値1355ポイントを更新し、06年8月以来の高値水準に到達した。
 
マザーズ指数が高値水準で推移している。15日に大幅安して3週間ぶりに5日移動平均線を割り込んだが、ここまでの強過ぎる相場を考慮すればあって当然の一服となっている。
25日移動平均線とのカイ離も大きくなっており、多少のスピード調整が必要だった。ただ、投資家の買い意欲は強く、調整の長期化を懸念する声は少ない。
新型コロナ渦の中でマザーズ市場上場銘柄への関心が高まっており、その流れは米ナスダック市場などの急落などを経ても変わっていない。
 
株式市場は決算発表シーズン入り目前に控えて業績面への意識が強まっていく可能性もはらんでいるが、そこも新型コロナ渦を逆手に業績を伸ばしてきた新興市場上場銘柄にとっては、決算期待というポジティブな流れに持ち込みやすい。
 
押し目買い候補は引き続き時価総額上位銘柄となるだろう。資金が集まる流れに変化はなく、好業績期待の大きなEコマース(電子商取引)関連、AI(人工知能)関連、5G関連などが対象となるだろう