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「アノマリー的には株高の日」
「アノマリー的には株高の日」
 
「アノマリー的には株高の日」
 
週明けのNY株式市場で主要3指数は反発。
政府の刺激策で景気が回復するとの期待感が拡大。
NYダウは580ドル上昇。
ボーイングが14%上昇したことがNYダウの押し上げ要因となった。
S&P500は四半期ベースの上昇が17%超。
1998年以降で最高となる勢い。
3月23日安値から約36%値を戻し200日移動平均線を上抜けた。
だが月間ベースでは反対に小幅なマイナス。
「上下の株価変動は激しいが結局相場はどこにも向かっていない。
これが今月の相場の特徴。
一日一日の動きが派手に見えても20日間の動きを足してみればゼロだ」という声がある。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の仮契約住宅販売指数は前月比44.3%上昇。
市場予想(15%上昇)を大幅に上回った。
ダラス連銀製造業景況指数はマイナス6.1。
前月から大幅に改善し市場予想も上回った。
これらが「景気のV字回復の兆し」と受け止められ景気への警戒がやや後退。
フロリダやカルフォルニアの新規感染は伸びが緩和。
株価は引け際には一段高で主要指数はそろって高値で引けた。
10年国債利回りは0.626%。
2年国債利回りは0.152%。
市場の焦点は木曜発表の6月の雇用統計。
雇用増の予想は40万5000人から900万人と幅が広い。
市場予想の中央値は300万人。
ドル円は107円台半ばとややドル高円安トレンド。
恐怖と欲望指数は46→48。
 
 
週明けの日経平均は寄り付き257円安、終値517円安の21995円。
後場一段安で22000円割れ。
日足は2日ぶりの陰線。
小さな窓が22408円ー22281円に空いた。
「6月15日安値21529円を割り込んでしまうと売り加速も想定」との声もあった。
東証1部の売買代金は2兆1407億円。
値上がり506銘柄(前日1614銘柄)。
値下がり1618銘柄(前日496銘柄)。
新高値74柄(前日70銘柄)。
新安値10柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは97.01(前日107.58)。
25日の99.87以来の2ケタ。
NTレシオは14.20倍と週末の今年最大値14.27から低下。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
右肩上がりの25日線(22356円)からは1.62%のマシナスかい離。
4月6日以来の25日線割れ。
右肩上がりの75日線は20249円。
右肩上がりの200日線(21849円)から0.67%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22370円)から1.68%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.923%(前日▲16.084%)。
買い方▲8.858%(前日▲7.263%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲23.642%(前日▲23.790%)。
買い方▲10.219%(前日▲7.423%)。
空売り比率は43.4%(2日ぶりの40%超)。
空売り規制なしの比率は7.1%。
日経HVは27.2、日経VIは32.42。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.90倍(前日18.32倍)。
前期基準では17.36倍。
EPSは1228円(前日1228円)。
暫定PERは17.31倍。
計算上のEPSは1270円。
225のPBRは1.06倍。
BPSは20750円(前日20844円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.59%(前日5.46%)。
配当利回りは2.08%。
東証1部全銘柄だと予想PERは21.34倍。
前期基準では18.65倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.17倍。
ドル建て日経平均は205.29(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は21円高の2126円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1713円(前日1791円)。
東証1部の時価総額は591兆円(前日601兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比285円高の22335円。
高値22370円、安値21930円。
大証夜間取引終値は日中比290円高の22340円。
気学では「上寄りすると押し込み、安寄りすると踏み上げる」。
水曜は「一方に偏して動く日。足取りについて駆け引きせよ」。
木曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
金曜は「下より買い、上寄り売りの日」。
ボリンジャーのプラス1σが22838円。
収束に転じた。
一目均衡の雲の上限は20043円。
30日連続で雲の上。
白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
2日ぶりに雲の中。
RSIが37.08。
RCIが51.92。
月足陽線基準は22062円。
5月終値は21877円。
6月30日の上昇確率は69.6%、7月1日が69.0%、2日が56.1%。
株高の特異日の月曜は空振り。
先々週の月曜後場の急落が脳裏をよぎった向きも多い。
あの時は月曜774円安、火曜1051円高。
だから「同じように火曜は急反発期待」の声も。
今年13勝10敗と勝ち越しの火曜日もアノマリー的には株高の日。
 
《今日のポイント6月30日》
 
(1)NY株式は急反発。
   ダウ輸送株指数は246ポイント高の9052ポイントと反発。
   SOX指数は1.14%上昇。
   VIX指数は31.93。
 
(2)右肩上がりの25日線(22356円)からは1.62%のマシナスかい離。
   4月6日以来の25日線割れ。
   右肩上がりの200日線(21849円)から0.67%のプラスかい離。
   右肩下がりの5日線(22370円)から1.68%のマイナスかい離。
 
(3)シカゴ225先物終値は大証日中比285円高の22335円。
   高値22370円、安値21930円。
   大証夜間取引終値は日中比290円高の22340円。
 
(4)ボリンジャーのプラス1σが22838円。
   収束に転じた。
   一目均衡の雲の上限は20043円。
   30日連続で雲の上。
   白く右肩上がりの勝手雲の上限は22217円。
   2日ぶりに雲の中。
 
 
(5)6月30日の上昇確率は69.6%、7月1日が69.0%、2日が56.1%。
   株高の特異日の月曜は空振り。
   先々週の月曜後場の急落が脳裏をよぎった向きも多い。
   あの時は月曜774円安、火曜1051円高。
   だから「同じように火曜は急反発期待」の声も。
   今年13勝10敗と勝ち越しの火曜日もアノマリー的には株高の日。
 
(6)月足陽線基準は22062円。
   3ヶ月連続月足陽線への分水嶺。
   5月終値は21877円。
 
 
今年の曜日別勝敗(6月29日まで)

月曜10勝13敗
火曜13勝10敗
水曜12勝11敗
木曜10勝15敗
金曜12勝12敗。
 
 
週明けのNYダウは580ドル高の25595ドルと反発。
NASDAQは116ポイント高の9874ポイント。
S&P500は44ポイント高の3053ポイント。
週末の下落の半分を戻した格好。
ダウ輸送株指数は246ポイント高の9052ポイントと反発。
SOX指数は1.14%上昇。
VIX指数は31.93。
3市場の売買高は105億7000万株(過去20日平均は135.4億株)。
225先物CME円建ては大証日中比285円高の22335円。
ドル建ては大証比日中比335円高の22385円。
ドル円は107.56円。
10年国債利回りは0.626%。
2年国債利回りは0.152%。
 
 
(兜町カタリスト櫻井)