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続伸スタート、米ハイテク株高支え
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米ハイテク株高支え
【寄り付き概況】


3日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比151円14銭高の4万0225円83銭。上げ幅は200円を超える場面もみられる。

前日は欧州株市場で主要国の株価が総じて軟調な値動きとなったが、米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数がいずれも上昇、ナスダック総合株価指数に続きS&P500指数も史上最高値を更新した。パウエルFRB議長のECB主催イベントでの発言を受け、過度なインフレ懸念が後退、米長期金利の低下を背景に全体相場を後押しした。

これを受け東京株式市場もリスク選好の地合いが継続している。もっとも、日経平均は前日に440円強の大幅高をみせており、その反動もあってきょうは上値が重くなる可能性もあるだろう。

投資家心理を上向かせ、ハイテク株に買いが広がった。東京株式市場でも半導体関連の一角に加え、TDK、村田製といった電子部品関連の上昇も目立っている。

東証株価指数(TOPIX)は続伸で始まり、連日で年初来高値を上回っている。最高値が視野に入る一方、寄り付き直後には下落に転じる場面もあった。

個別では、中外薬、テルモ、太陽誘電、京セラが高い。一方、東京海上、スズキ、三井物、トヨタが安い。