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値上がり優勢、日米金利の低下を受けて
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、日米金利の低下を受けて

 
東証グロース市場は日米金利の低下を受けて投資家心理が改善した。東証グロース市場のうち、約74%の銘柄が上昇した。東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比14.63ポイント(2.37%)高の631.29だった。米国で前日発表された経済指標により景気の減速が懸念され米長期金利が低下。成長期待の高いエヌビディアなどハイテク株がけん引しナスダック総合指数は上昇した。この流れを引き継ぎ東京市場でも、「金利低下で安心感が広がった」とのことで、新興株式が上昇。前日までの上昇の反動でプライム市場の主力株が下落し、新興株が物色されたことも後押しした。
 
グロース市場ではカバーやデータセクが上昇した。一方、Kudanやエヌピーシーは下落した。値上がり銘柄数428、値下がり銘柄数126と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、データホライゾン、ジィ・シィ企画、グリッド、サーキュレーションがストップ高。データセクション、Institution for a Global Society、グラッドキューブは一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、駅探、フーバーブレイン、プレイド、ココペリなど7銘柄は年初来高値を更新。ENECHANGE、ポート、プロパティデータバンク、ネットスターズ、シーユーシーが買われた。
 
一方、地域新聞社がストップ安。学びエイド、ジーネクスト、ミンカブ・ジ・インフォノイド、イメージ・マジック、スカイマークなど6銘柄は年初来安値を更新。ナイル、Kudan、トリプルアイズ、アイズ、コパ・コーポレーションが売られた。