軟調展開か
【オープニングコメント】 軟調展開か |
29日の東京株式市場は、軟調な展開が続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万7900円−2万8300円を想定。(28日終値2万8162円83銭)
米国株は下落。ダウ平均は497ドル安の33849ドルと値幅を伴った下げとなった。
きのう28日の弱い動きや、現地28日の欧米株式が下落したことから、売り先行のスタートとなりそう。引き続き、中国での「ゼロコロナ」政策に対する抗議活動の経済への影響を警戒し、リスク回避姿勢が強まる場面も想定される。
日経平均は節目の2万8000円を割り込むようなら、そこでは押し目買いが入る可能性が高い。下落は避けられないとみるものの、一定の底堅さは発揮するだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の後半(28日は138円30−32銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同143円48−52銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比70円安の2万8090円だった。
【好材料銘柄】
■ジェイテックコーポレーション <3446>
大阪大学とプラズマ援用研磨装置およびプロセスに関するノウハウ供与契約を締結。
■Aiming <3911>
UUUM <3990>子会社のLiTMUS、講談社とスマートフォン向けゲーム「かみながしじま 〜輪廻の巫女〜」を共同開発。
■サイエンスアーツ <4412>
PTT通話との同時映像配信技術に関する特許「1対多のグループ一斉データ通信 Buddycomの映像配信技術」を米国で取得。
■キャンバス <4575>
膵臓がん3次治療を対象とした「CBP501」臨床第2相試験を早期終了。第3相試験の準備を開始する。
■新東 <5380>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■三櫻工業 <6584>
ステランティス・グループからブレーキ配管を受注。また、欧州域内から調達する一部のブレーキチューブをToyota Motor Manufacturing Franceへ供給開始。
■FRONTEO <2158>
自動分類・審査AIシステム「Mekiki」が中外製薬 <4519> [東証P]で導入。医薬品安全性情報の確認作業を支援。
■フーバーブレイン <3927>
ミロク情報サービス <9928> [東証P]子会社で採用コンサルティングを展開するアド・トップの株式を取得し子会社化する。
■リボミック <4591>
軟骨無形成症治療薬「RBM-007」の国内前期第2相観察試験で第一例目の症例登録が完了。
【主な経済指標・スケジュール】
29(火)
【国内】
10月失業率(8:30)
10月有効求人倍率(8:30)
2年国債入札
【海外】
米9月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米11月消費者信頼感指数(11/30 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。