【市況】ダウ続伸203ドル高、マイクロソフトがけん引 |
20日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前週末比203ドル76セント(0.58%)高の3万5151ドル04セントと8月中旬以来の高値で終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
20日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前週末比150円安の3万3380円で引けた。同日の米株式相場は上昇したものの、東京株式市場で日経平均株価が下げた流れを引き継いだ。
【欧州株式市場】
FTSE100 7496.36(−7.89)
20日のFTSE100種総合株価指数は反落した。前週末に比べ7.89ポイント(0.10%)安の7496.36で終えた。英政府が22日に今後の財政・経済見通しを示す秋季財政報告を公表するのを前に、その内容を確認したいと積極的な買いが手控えられた面がある。
医薬品や日用品関連の銘柄にも売りが出た。半面、エネルギー株の上昇は指数を下支えした。
FTSEの構成銘柄では、2024年4月期通期の機器レンタル売上高の予想範囲を引き下げた建機レンタルのアシュテッド・グループが10.49%安と下落幅トップ。段ボール大手スマーフィット・カッパが3.16%安、給食サービス大手コンパス・グループが2.01%安と続いた。生命科学分野などの専門的商品・サービスを提供するディプロマが11.19%高、オンライン食品販売大手オカド・グループは6.28%高、ブックメーカーのフラッター・エンターテイメントは2.95%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 15901.33(−17.83)
20日のドイツ株価指数(DAX)は6営業日ぶりに反落し、前週末比17.83ポイント(0.11%)安の1万5901.33で終えた。開発中の抗血栓薬に関連する一部試験の停止を公表したドイツの医薬・農薬大手バイエルが前週末比18%安となり、指数の重荷となった。
DAX指数は10月下旬を直近の底に11月に入って以降、上昇基調を強めていたこともあり、目先の利益を確定する目的の売りが出やすかった面もある。ただ、前週末比で下げたのは同指数を構成する40銘柄のうち12銘柄にとどまった。
個別では、製薬大手バイエル(17.96%安)が大幅下落したほか、日用品大手ヘンケル(1.99%安)や化粧品大手バイヤスドルフ(0.96%安)が売られた。一方、医療大手メルク(2.61%高)や通販大手ザランド(2.17%高)、エネルギー大手シーメンス・エナジー(2.05%高)が買われた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7246.93(+13.02)
フランスCAC40種指数は0.18%高だった。エネルギー株が伸びたことも株価を押し上げた。