兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「チェック」
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NY株式市場でNYダウとNASDAQは3日続伸。
S&P500小幅に3日ぶりの反落。
「株価は過去最高値水準で買い一服。
投資家は通商協議を巡りやや神経質になっている。
金利上昇を受けた金融株へのシフトや商品価格上昇に伴うエネルギー株へのシフトが目立つ」という声が聞こえる。
ボーイングが2.05%高。
アドビは2020年度通期の見通しなどを好感して4.25%上昇。
一方第3四半期決算で赤字が拡大したウーバー・テクノロジーズは9.85%の急落。
ISM非製造業総合指数は54.7と市場予想を上回って着地。
「製造業の減速が他部門に波及しているとの懸念が和らいだ」との解釈だ。
これを受けて国債利回りは上昇継続。
10年債利回りは一時1.873%と9月16日以来6週間ぶりの水準まで上昇した(価格は下落)。
2年国債利回りは1.622%。
10月初旬時点では44%だった12月の利下げ確率は5%。
米中通商合意への期待感からリスク許容度は上昇。
安全通貨とされる円とスイスフランが対ドルで下落。
ドル円は109円台前半。
恐怖と欲望指数は86→89に上昇。
2017年秋以来の警戒水準となったが依然見えないフリ。
 
3連休明けの日経平均は寄り付き267円高、大引け401円高と大幅反発。
日経平均の400円を超す上昇は今年6回目。
NYダウ平均の2日間合計の上昇幅は415ドルとの相似形となった。
先週火曜のわずか数分とは異なり都合5時間の23000円台滞在となり日足は大幅陽線。
後場一段高は悪くない展開だった。
月末月初の窓開けの格好も踏襲した(22852円→23328円)。
トランプ大統領が「アイオア州での署名を考えている」。
中国商務省が「ほぼ原則合意に達した」。
米政府が「9月に発動した125億ドルの対中追加関税の一部撤回を検討している」。
「ここまで連発されれば、威力も相当」との見方となった。。
5日線(22969円)はサポートとなった。
東証1部の売買代金3兆554億円と増加。
値上がり1743銘柄、値下がり356銘柄。
新高値247柄、新安値3銘柄。
騰落レシオは122.72とやや上昇したものの過熱感は薄い。
NTレシオは13.72倍。
25日線からは4.57%、200日線からは8.83%のプラスかい離。
25日線(22235円)から5%かい離で23346円。
200日線(21365円)から10%かい離で23501円。
限界と見るよりは加速と見たいところ。
サイコロは9勝3敗で75%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.415%。
売り方少し苦しくなってきた。
買い方▲7.226%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.534%。
買い方▲13.137%。
空売り比率は37.2%。
3日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は5.1%。
日経HVは12.4、日経VIは14.67。
日経平均採用銘柄のPERは13.365倍。
EPSは1740円。
PBRは1.15倍。
BPSは20219円。
シカゴ225先物終値は大証日中比円15円高の23335円。
高値23385円、安値23105円。
気学では「押し目買いの日。後場急騰したら利入れ方針良し」。
木曜は「後場へかけてよく動く日。前止めの足取りに付け」。
金曜は「不時高、不時安を見せる日。逆行日」。
ボリンジャーのプラス2σが23442円。
明日は「天赦日」と「下げの特異日」が同居。
この解釈は難しい。
ドル円の109円台とダウ輸送株指数の続伸が追い風になろうか。
 
11月の3連休明け株高アノマリーは今年も実現した。
98年以降、2009年11月24日に1回負けただけで21戦18勝1敗。
来年は11月24日(火)が3連休明けとなるから覚えておきたい。
次は「11月最終週の株高アノマリー」。
2000年以降、2015年の12月4日で終わった週だけが負け。
過去19勝1敗。
忘れずにおきたいアノマリーだ。
 
相場観で大切なことは数字を体に染み込ませること。
ここに異論はないだろう。
とはいえ、市場には多くの数字が登場する。
株価、指数、需給関連の数字、経済指標、そしてチャート関連。
全部覚えておくのは大変だと思う。
しかし慣れれば大した時間はかからないだろう。
重要なのは「アレ?」という変化への感触だ。
相場の上昇下落局面では振り返ってみて「アレだったか」と思うことは多い。
しかし重要なのは「今」それを感じることだろう。
後講釈には時間があるから、いろいろな側面から調べられるという利点があるし理路整然とする。
しかし、「今」は漠然の世界。
そこから抽出する作業が難しいことこの上ない。
市場関係者コロさんの指摘。
「日経平均株価の200日移動平均線かい離率が7%を超えると25日移動平均線のかい離が5.0→7.0%超になる傾向が高い。
10月24日に200日線からのかい乖離が7.0%%にタッチ。
10月25日に7.2%と超えてきました。
週末時点で25日線のかい離が3.0%。
5%超となる水準は23300円どころになります。
25日線からのかい離率が8%となると、日経平均株価は23960円円どころです」。
これも一つの見方だ。
昨日段階で25日線からは4.57%、200日線からは8.83%のプラスかい離。
200日線からの10%かい離(23501円)で加速と見たい心理が鎌首をもたげてくる。
もう一つコロさんの指摘。
恐怖指数と言われるVIX指数が11月1日に12.3%と過去最低水準圏。
52週レンジでは11.03%→36.20%です。
12%割れるか割れないかあたりになると、過去では遠からずなんらかのきっかけでVIXが急騰する可能性が高くなってきます。
VIX指数が急騰するといいうことは、米国市場が急落する事象が起きるといったことに。
またSKEW指数が3月14日以来の130ポイント超えとなっています。
このSKEW指数は昨年8月13日に159となってから、約2カ月後に下落が始まっています。
18年10月4日の急落が始まる前日のVIX指数は11.61%。
SKEW指数は137.98ポイントでした」。
「FEAR & GREAD指数(恐怖と欲望指数)は昨日89。
前日が86、その前日が80。
1週間前が71で1か月前が32、1年前がわずか9でした。
25以下がビビリの極地つまり買いゾーン。
75以上がゼニゲバの世界つまり売りゾーン。
そのセオリーからいくと2年ぶりの80台は完全に欲望の虜の銭ゲバの世界。
しかし「行き過ぎもまた相場」という格言もあるからややこしい。
「少し中長期的な相場の傾向は、ハロウィン(10月末)にNY株を買って半年後の4月末のイースター売却するというシナリオ。
勝率は過去10年100%、過去20年85%、過去30年90%。
日経平均では過去10年で80%、過去20年で75%、過去30年で67%の確率」とも。
「株式投資は確率の高い方にかけ続けることが、勝利の方程式でもあります」という言葉は重要だ。
しかし理論的な確率論ではなく、情緒的な市場心理に包まれるの相場でもある。
 
ちなみに以下は「お目覚めチェック」の項目。

数字を体で感じて、その先を読むこと。
 
【HPなどでの「海外指標」】

NYダウ、NASDAQ、S&P500、3市場の売買高
VIX(恐怖)指数、VXV、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)、
ダウ輸送株指数、SKEW指数、恐怖と欲望指数
10年国債利回り、2年国債利回り、FT100種総合指数(ロンドン)、
クセトラDAX指数(フランクフルト)、CAC40種平均(パリ)
ドル、ユーロ、金価格、WTI原油、バルチック海運指数
シカゴ225先物円建て終値、高値、安値、
225先物大証夜間取引終値
 
【日経朝刊の「市場体温計」など】

★前日の日経平均のチャートでの高値安値の時間帯
★東証1部の売買代金
★値上がり銘柄
★値下がり銘柄
★新高値銘柄)
★新安値銘柄
★売買単価
★1株当たり時価
★騰落レシオ
★東証1部の時価総額
★新発10年国債利回り
★日経平均VI
 
日経朝刊の「株式市場の投資指標」など

★日経平均採用銘柄PER
★同EPS(日経平均÷PER)
★同PBR
★同BPS
★配当利回り
★東証1部全銘柄PER
★同PBR
★同配当利回り
★株式益回り
★空売り比率
★単純平均(東証1部全銘柄)
★NTレシオ
★貸借倍率
★信用残高(水曜日)
★信用倍率
★信用評価損率(木曜日)
 
★松井証券経由信用評価損率速報
★マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率(松井証券速報)
★裁定残(毎週木曜)
 
【紙芝居など】
 
★日経平均25日移動平均
★同75日移動平均
★同200日移動平均
★一目均衡の雲
★勝手雲(基準線26→3、転換線9→10、スパン26→9)
★ボリンジャーバンド
 
 
 
NYダウは30ドル高の27492ドルと3日続伸。
過去最高値を更新しサイコロは8勝4敗。
NASDAQは1ポイント高の8434ポイントと3日続伸。
過去最高値を更新しサイコロは9勝3敗。
S&P500は3ポイント安の3074ポイント。
3日ぶりの反落でサイコロは8勝4敗。
ダウ輸送株指数は67ポイント高の11050ポイント。
SOX指数は0.19%の上昇。
VIX指数は13.08。
3市場の売買高は78.9億株(直近20日平均は66.1億株)。
225先物CME円建ては大証日中比15円高の23335円。
ドル建ては大証比日中比25円高の23345円。
大証夜間取引終値は日中比30円高の23350円。
ドル円は109.16円。
10年国債利回りは1.856%。
2年国債利回りは1.622%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
インフォネット(4444)・・・動兆
 
インフォネットに注目する。
同社はWebサイトのコンテンツ管理システムが主力。
チャットボット軸にAI事業も成長。
AIソリューションに期待。
そろそろリバウンドの感。


(兜町カタリスト櫻井)