日経ジャスダック平均は続落、リスク回避姿勢
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は続落、リスク回避姿勢
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日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比13円17銭安い3367円25銭だった。低調な米経済指標の発表に加え、世界貿易機関(WTO)が米国による欧州連合(EU)への報復関税を承認したことを受け、世界経済の減速懸念が強まった。個人投資家のリスク回避姿勢が鮮明になり、買いが手控えられた。ハーモニック、ユニバーサル、セリアなど指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄を中心に値を下げた。
1部市場で日経平均株価が一時500円超安と大幅な下げ相場となる中で、新興市場でも個人投資家が成長を期待して持っていた銘柄を売る動きが強まった。
さらに、「コロプラなど1部市場で個人投資家が好む銘柄に資金が流れた」ため、新興市場の売買代金は低調だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で305億円、売買高は4573万株だった。
値上がり銘柄数は144、値下がり銘柄数は459となった。
個別では、ナフコ、テリロジー、ほぼ日、フィスコ、ラックなど10銘柄が年初来安値を更新。共同ピーアール、タカギセイコー、サン電子、日邦産業、ヒビノは値下がり率上位に売られた。
一方、アマガサ、日本エマージェンシーアシスタンス、フューチャーベンチャーキャピタルがストップ高。リーバイ・ストラウス ジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。日本マクドナルドホールディングス、ニューフレアテクノロジー、ニューテック、OSGコーポレーション、タカセは年初来高値を更新。エヌジェイホールディングス、トライアイズ、マサル、SAMURAI&J PARTNERS、ビーマップが買われた。