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良好な米経済指標には反応薄で、ドルは112円前半で推移
【為替】良好な米経済指標には反応薄で、ドルは112円前半で推移
[概況]


NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請件数は前週比プラスで、第2四半期経常収支は赤字幅が予想より減少し、更に8月住宅着工件数も予想を上回り、建設許可件数は予想を下回るなど経済指標は概ね良好だったが、ドルは反応薄で112円台前半での小動きが続いた。
NY株式市場は上昇で始まり、ダウは上値を伸ばしたがドルは揉み合いの中で中盤に当日安値112.155円まで値下がりした。
 
しかし直ぐに揉み合いに戻ると最後は前日比-2.5銭の112.320円と112円を維持して引け、メイ英首相がバルニエEU離脱交渉官の提案を拒否したとの報道にポンドは売られ、ユーロも連れ安となって両通貨とも値下がりして引けた。
 
一方昨日は中国首相が輸出促進の為に人民元の切り下げは行わないと発言した事を受けて中国株式市場は上昇し、資源国通貨のカナダドルや豪ドル、NZドル、南アランドなども買われて上昇するなど主要通貨はマチマチな動きとなった。米経済は好調でNY株式市場は上昇が続いているがドルは株価ほど買われず上値が重い。ドルは下げたところは買いだと思うが上昇したら利食いした方が良さそうだ。


[提供:カネツFX証券株式会社]