ポイントは雲の下限か、豪ドル円。
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【為替】ポイントは雲の下限か、豪ドル円。
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7日の東京外国為替市場は、豪ドル円の下落が目立った。
豪ドル円が売られる材料は特段出ていないため、10日から始まる米中貿易協議を警戒したリスク回避の動きが活発となったのかもしれない。
値動きを見ると、豪ドル円は序盤から軟調で10銭近く下に窓を開けて取引をスタート。
中盤以降も弱含む展開で、終始冴えない動きであった。
そして、欧州時間に入ると売りはさらに優勢となり、安値を71.980円としている。
さて、この後の豪ドル円は本日の安値近辺に一目均衡表の雲の下限が位置しており、同水準の攻防が注目される。
仮に同水準を下回るようであれば、次は、8/26安値69.945円が意識されそうだ。
ところで、注目される米中貿易協議は中国による米農産物の輸入拡大や、知的財産権侵害などの構造問題で歩み寄れるかが焦点となる見通しだ。
気になるのは、中国当局者が通商合意に対して消極的な姿勢を示しているという報道で、はやくも協議の成り行きを不安視するムードが一部で広がっている点は記憶にとどめておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]