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値上がり優勢、見直し買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、見直し買い

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに堅調。東証マザーズ指数の終値は前日比11.71ポイント(1.56%)高の761.92と約4カ月ぶりの高値を付けた。2022年4〜6月期の決算発表が一巡して不透明感が和らぎ、投資家心理が上向いた。大型株と比べた出遅れ感から見直し買いも入った。
 
一方で、朝方は下げる場面もあった。16日に米長期金利が上昇し、高PER(株価収益率)銘柄が多いグロース銘柄には売りが先行した。米国で17日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月開催分)への関心も高い。市場では「利上げに前向きな意見が目立てばグロース銘柄の重荷になる」との指摘があった。
 
フロンテオやプレイドが高い。一方、EDPやジーエヌアイは安い。
値上がり銘柄数318、値下がり銘柄数139と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、プレイド、ハイブリッドテクノロジーズ、くふうカンパニー、Kudan、ポートが一時ストップ高と値を飛ばした。博展、ジェネレーションパス、パルマ、霞ヶ関キャピタル、アドバンスト・メディアなど25銘柄は年初来高値を更新。ジモティー、シェアリングテクノロジー、Chatwork、グローバルセキュリティエキスパート、リファインバースグループが買われた。
 
一方、キッズウェル・バイオ、TORICO、プラッツが年初来安値を更新。イーディーピー、総医研ホールディングス、ラストワンマイル、ジーエヌアイグループ、コアコンセプト・テクノロジーが売られた。