マザーズ指数は続落、売り優勢の展開
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【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は続落、売り優勢の展開 |
東証マザーズ指数も続落した。終値は前日比15.69ポイント安い859.47だった。
世界的なリスクオフムードが強まるなか大きく下落となった。前日の米国市場は、9月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が前月から伸び悩んだことで、米景気後退入りへの懸念が一段と強まり、NYダウは一時600ドル近く下落する場面もあった。こうした背景から、マザーズ市場も投資マインドの悪化し売り優勢の展開となった。
その後、日経平均株価が為替市場の円高・ドル安一服や、日銀の上場投資信託(ETF)買いへの思惑を背景に下げ渋りをみせたことなどを受け、マザーズ銘柄に対する下値拾いの動きも後場は散見された。これにより、マザーズ指数は引けにかけて下げ止まる格好になった。
売買代金は概算で591.18億円。騰落数は、値上がり71銘柄、値下がり211銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、パワーソリューションズが一時ストップ安と急落した。クラウドワークス、アクリート、VALUENEX、インフォネット、オンコセラピー・サイエンスなど14銘柄は年初来安値を更新。リビン・テクノロジーズ、アプリックス、カオナビ、トランザス、ギフティが売られた。
一方、ブシロードが年初来高値を更新。テックポイント・インク、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、シルバーライフ、プラッツ、ツクルバが買われた。