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続落、半導体関連など値がさ株軟調
東京株式(前引け)=続落、半導体関連など値がさ株軟調
13日午前の日経平均株価は続落した。午前終値は前日比59円69銭安の2万2806円48銭だった。
前日の米国市場ではダウ工業株30種平均が100ドル超上昇したが、「ごく少数の銘柄が指数を底上げしており、米株全体は大した動きはなかった」とされ、東京株式市場ではほとんど買い材料にならなかった。
朝方は売り買いを交錯させていたが、徐々に売り優勢の流れとなった。メガバンクなど金融株が買われる一方で、半導体関連の値がさ株が再び軟化し全体指数を押し下げた。
 
12日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反落するなど世界的な半導体需要の先行きに不透明感があり、13日の東京市場でも東エレクや信越化といった関連株に売りが出て株価指数を押し下げた。
また、米アラバマ州の補選の結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている部分がある。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。午前の取引終了時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3697億円、売買高は9億8024万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1085、値上がりは851、変わらずは112銘柄だった。

個別では、SUMCO、東京エレクトロン軟調、SMC、日東電、日電産、三菱電が安い。ブリヂストンとスズキも下落した。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが物色人気となり、ガンホー・オンライン・エンターテイメントも高い。小野薬と第一三共は買いが優勢だった。
 
東証1部に新規上場した佐川急便を傘下に持つSGHDは初値1900円を付けた。売り出し価格の1620円を17%上回った。午前終値は初値比1.5%安の1870円だった。
縫製加工のマツオカも13日に新規上場し、初値は3800円と公募・売り出し価格の2600円を46%上回った。午前終値は初値比8.8%安の3465円だった。
 
 
東証2部株価指数は前日比17.55ポイント高の7094.56ポイントと5日続伸した。
値上がり銘柄数は209、値下がり銘柄数は232となった。
 
個別では、ぷらっとホーム、自重堂、杉村倉庫、エムジーホームが買われた。
一方、ジオスター、大運が年初来安値を更新。テクノマセマティカル、ハリマ共和物産、オーミケンシ、東京ボード工業が売られた。