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182円高と急反発。調整一巡で切り返す展開
東京株式(前引け)=182円高と急反発。調整一巡で切り返す展開
16日午前の日経平均株価は反発した。午前終値は前日比182円13銭高の2万2210円45銭だった。

朝方は安く始まったが、その後は押し目買いが優勢となった。
高値警戒感からの短期的な調整が一巡したとの見方が広がり、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に買いを入れた。
急速に切り返す展開で前場はほぼ高値圏で引けた。

前日の海外市場で1ドル=112円台半ばまで上昇した円相場が113円台前半まで押し戻されたのも投資家心理の好転につながった。

前引け時点の売買代金は概算で1兆3379億円、売買高は7億9028万株。
値上がり銘柄数は1540と、全体の約8割を占めた。値下がりは415、変わらずは80だった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。

個別では、任天堂が1000円超の上昇となり売買代金も群を抜いて高い。サウジアラビアへの投資計画が伝わったソフトバンクグループも買われた。
人気スマホゲームの表示不具合の問題鎮静化に向けた動きから、前日まで売られていたアカツキがストップ高となった。オルトプラス、クックパットも買われた。

半面、SUMCOがさえず、マクロミルが大幅安となった。神戸製鋼所が売られ、マツダや日産自動車、いすゞも安かった。

東証2部株価指数は前日比45.70ポイント高の6659.22ポイントと反発した。
値上がり銘柄数は290、値下がり銘柄数は156となった。
 
個別では、エンビプロHD、森組、中西製作所、東京自働機械製作所が年初来高値を更新した。東芝、シャープ、京進も買われた。
一方、MCJ、アルデプロが年初来安値を更新した。朝日インテクも売られた。