続伸スタート、米ダウ平均上昇で
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米ダウ平均上昇で
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14日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比175円40銭高の3万2760円51銭だった。
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場では方向感の乏しい地合いでNYダウはプラス圏で引けたものの、ナスダック総合株価指数は小幅反落した。
10月の米CPI発表を前に様子見ムードは拭えないが下値を売り込む動きもみられなかった。
東京株式市場では足もと為替がドル高・円安方向に振れていることが、輸出セクター中心にプラス材料として意識されやすい。前日は日経平均が朝高後に値を消したが、きょうも米株価指数先物の動向などを横にらみに買い一巡後の値動きは不安定となる可能性もあるだろう。
14日朝の東京外国為替市場で円相場が1ドル=151円台後半と約1年ぶりの安値圏で推移しており、トヨタなど輸出関連銘柄の一角も買われている。
市場関係者は、「7〜9月期の決算発表は終盤に差し掛かった。円安の影響が大きいとはいえ、堅調な業績を示す企業は多く、海外勢を中心に買いを入れる動きが続いている印象」との見方を示した。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、東エレクやKDDI、信越化は上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)や日産化、味の素は売られている。