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堅調な地合いか

堅調な地合いか
3連休明けとなった(15日)の日経平均が400円を超える上昇で2万2200円台まで上値を伸ばした。
しばらくは強い基調が続くと考える。
日経平均はきょうの上昇で年初来高値(終値ベースでは2万2307円、ザラ場では2万2362円)が射程圏内に入ってきた。ここから月末にかけては日米で決算が出始めるなど相場の刺激材料もあることから、早々に高値を更新できるかに注目したい。間を置かずに高値更新となれば、そのことがさらなる買い戻しを誘って上昇拡大となる展開も期待できるだろう。
 
ただ、外資系メディアは14日に「中国側は詳細を詰めるための追加協議を早ければ今月末にも持ちたい意向だ」と報じており、改めて今後の行方を見極めたいとの声も聞かれ、部分合意についてはいったん織り込んだ可能性がある。
 
 
■テクニカル・ポイント(15日現在)
 
23131.25  ボリンジャー:+3σ(13週)
22963.44  ボリンジャー:+3σ(26週)
22611.62  ボリンジャー:+3σ(25日)
22544.59  ボリンジャー:+2σ(13週)
22437.61  ボリンジャー:+2σ(26週)
22321.56  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
22207.21  ★日経平均株価15日終値
 
22031.51  ボリンジャー:+1σ(25日)
21957.92  ボリンジャー:+1σ(13週)
21911.78  ボリンジャー:+1σ(26週)
21747.82  均衡表転換線(日足)
21741.46  25日移動平均線
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21662.91  6日移動平均線
21521.75  均衡表基準線(日足)
21451.41  ボリンジャー:-1σ(25日)
21385.94  26週移動平均線
21371.26  13週移動平均線
 
ローソク足は長めの下ヒゲを伴う陽線を引いて買い意欲の強さを示したほか、終値は3日ぶりに25日線上に復帰し、9月30日安値と10月8日高値で形成するマドを埋めた。5日線と25日線が上向きをキープしたほか、ボリンジャーバンドで終値が中心線上を上回って買い手優位を示しているため、9月19日に付けた直近高値22255.56円が来週の上値目標として意識されよう。
一目均衡表では、基準線とその上を走る転換線で形成するレンジ内の動きが続いてきたが、本日終値は9月26日以来およそ2週間ぶりに転換線を上回った。
 
ただ、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は133.76%(昨日125.94%)と130%を超過し、再び過熱圏ゾーンに入った。