兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

日経ジャスダック平均は反発、個人投資家心理も改善
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、個人投資家心理も改善
 

日経ジャスダック平均株価は小幅反発した。終値は前日比2円28銭高い3513円33銭だった。ジャスダック市場は、直近の株価上昇によって年初来高値圏で推移するなか、売り先行で始まったが、後半に持ち直す格好となった。
前日の米国市場では、連日の最高値更新を受けた利益確定の動きのほか、米中首脳会談の開催時期が12月になる見込みであると報じられたことでNYダウは小反落となった。これを受けて、ジャスダック平均は売り先行で始まった。ただ、朝方進んでいた円高基調が一服して日経平均が底堅さを見せるにつれ、個人投資家心理も改善したとみられ、その後は買い戻しの動きが優勢となり、結局、大引けにかけてプラス圏に復帰する展開となった。
 
個別に材料の出た銘柄を中心に買われ指数を押し上げた。一方で、個人投資家の決算を見極めたいとの思惑は強く、日中の値動きは限られた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で424億円、売買高は6344万株。
値上がり銘柄数は312、値下がり銘柄数は290となった。
 
個別では、日本パレットプールが一時ストップ高と値を飛ばした。暁飯島工業、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、丸千代山岡家、協立情報通信、ユニリタなど19銘柄は年初来高値を更新。ココスジャパン、シダー、ホーブ、藤井産業、ANAPが買われた。
 
一方、ルーデン・ホールディングス、三洋堂ホールディングス、山陽百貨店が年初来安値を更新。ムトー精工、エヌジェイホールディングス、遠州トラック、栄電子、ヒーハイスト精工が売られた。