兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

マザーズ指数は反落、利益確定売りが優勢
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は反落、利益確定売りが優勢

東証マザーズ指数は前日比4.73ポイント安の871.35ポイントと反落。
前日の米国市場は、米政権による対中制裁関税の緩和報道や市場予想を上回った10月のISM非製造業景況感指数などが好感されてNYダウは続伸。ただ、制裁関税に関する報道は昨日の日本時間の間に織り込み済みであったことに加え、米経済指標の上振れも特段のサプライズ感には乏しく、本日のマザーズ市場は前日に大きく上昇していた背景もあって、利益確定売りが優勢な一日となった。
指数寄与度が大きい時価総額上位銘柄のうち、Sansanやサンバイオ、TKPなどが下落して重荷となった。一方で、アンジェスやメルカリ、UNITEDなどは上げた。売買代金上位には直近上場銘柄が並び、セルソースが乱高下したほか、ジェイックが買いを集めた。
新規上場銘柄や好業績銘柄などに買いが集まったが、売買代金は大きく膨らまなかった。市場からは「東証1部市場が高値圏で推移しているため、個人投資家の資金がそちらに集まっている」との指摘が聞かれた。
売買代金は概算で624.35億円。騰落数は、値上がり106銘柄、値下がり184銘柄、変わらず11銘柄であった。
 
個別では、はてな、ウォンテッドリー、フレアス、フィードフォース、ジャパンインベストメントアドバイザーなど6銘柄が年初来安値を更新。ログリー、アイペット損害保険、Lib Work、手間いらず、G−FACTORYが売られた。
 
 一方、ジーニーがストップ高。ホープは一時ストップ高と値を飛ばした。ラクス、くふうカンパニー、セルソースは年初来高値を更新。ジェイック、中村超硬、アドウェイズ、GA technologies、霞ヶ関キャピタルが買われた。