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「ワクチンのおかげかも」
「ワクチンのおかげかも」


「ワクチンのおかげかも」

木曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。
CPIを受け「インフレの高進が一過性にとどまる」との見方が拡大した。
ファイザーが2.2%高。
バイデン大統領が低所得国向けに新型コロナウイルスワクチン5億回分を購入するとコメント。
ファイザーに約35億ドルを支払うという方向が好感された。
一方で「ミーム株」のゲームストップは27.2%安。
クローバー・ヘルス、AMCエンターテインメント、ベッド・バスなどは8─19%下落した。
5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比5.0%上昇。
2008年8月以来、約13年ぶりの大幅な伸びとなった。
市場予想は4.7%。
4月は4.2%上昇だった。
前月比では0.6%上昇で市場予想の0.4%を上回った。
ただ09年6月以来の大幅な伸びだった前月の0.8%からは鈍化。
「昨年春に見られた軟調な物価が影響。
こうしたいわゆるベース効果は6月以降薄れる見込み」という見方もある。
食品・エネルギーを除くコア指数は、前年比3.8%上昇。
1992年6月以来の高い伸び。
前月比では0.7%上昇した。
物価の内訳は、中古車・トラックが7.3%上昇。
前月も10%伸びていた。
宿泊やレンタカー、家具、寝具、衣服などが上昇。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は37万6000件。
前週の38万5000件から改善した。
改善は6週連続。
コロナ発生以降では最低水準。
市場予想は37万件だった。
申請件数は昨年4月上旬に記録した過去最悪の614万9000件から大幅に改善。
ただ健全水準の20万─25万件までは減少していない。
10年債利回りは一時1.535%まで上昇したがその後低下。
10年国債利回りは1.436%。
2年国債利回りは0.146%。
ECBの2021年のユーロ圏のGDP見通しは前年比4.6%増。
3月時点の4.0%増から上方修正。
21年のインフレ見通しは1.9%上昇。
前回は1.2%上昇の見通しだった。
ドル円は109円台前半。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.4%高の3万6563ドル。
WTI原油先物は0.33ドル(0.5%)高の70.29ドル。
18年10月以来の高値水準。
SKEW指数は154.81。
恐怖と欲望指数は50→54。

木曜のNYダウは19ドル(0.06%)高の34466ドルと4日ぶりに反発。
NASDAQは108ポイント(0.78%)高の14020ポイントと反発。
S&P500は19ポイント(0.47%)高の4239ポイントと3日ぶりに反発。
終値ベースの過去最高値を更新した。
ダウ輸送株指数は109ポイント安の15179ポイントと続落。
SOX指数は1.19%高の3196ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は16.08。
合算売買高は106.4億株(前日は115.3億株、過去20日平均は106.7億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比20円高の28940円。
ドル建ては大証比日中比60円高の28980円。
ドル円は109.31円
10年国債利回りは1.436%。
2年国債利回りは0.146%。


木曜の日経平均は寄り付き61円安(前日は62円安)。
終値は97円高の28958円と3日ぶりに反発。
上昇率は0.34%。
日足は4日ぶりに陽線。
日中値幅は208円で後場の値幅は82円。
TOPIXは0.02%下落で続落。
東証マザーズ指数は0.60%上昇で4日続伸。
日経ジャスダック平均は0.20%上昇で反発。
東証1部の売買代金は2兆4042億円(前日2兆3030億円)。
98日連続で2兆円超。
値上がり981銘柄(前日972銘柄)。
値下がり1066銘柄(前日1106銘柄)。
新高値67銘柄(前日128銘柄)。
6日ぶりに2ケタ。
新安値28銘柄(前日17銘柄)。
騰落レシオは102.97(前日107.79)。
NTレシオは14.80倍(前日14.75倍)。
8日連続で14倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
横ばいの25日線(28621円)から△1.18%。
10日連続で上回りサポート。
横ばいの75日線は29147円。
23日連続で下回った。
右肩上がりの200日線(26935円)からは△7.51%(前日△7.26%)。
右肩下がりの5日線(28948円)から△0.03%。
3日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.682%(前日▲15.176%)。
買い方▲6.575%(前日▲6.624%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲8.051%(前日▲7.449%)。
買い方▲15.643%(前日▲15.910%)。
空り比率は38.4%(2日ぶりに40%割れ:前日40.9%)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日6.9%)。
日経VIは19.87(前日19.73)と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは14.21倍(前日14.21倍)。
7日連続で14倍台。
前期基準では18.12倍。
EPSは2037円(前日2031円)。
3日ぶりに小幅増加。
225のPBRは1.25倍。
BPSは23166円(前日23088円)
日経平均の益回りは7.04%(前日7.04%)。
配当利回りは1.82%。
10年国債利回りは0.045%。
東証1部全銘柄だと予想PERは16.35倍。
前期基準では21.00倍。
PBRは1.33倍。
東証1部単純平均株価は2円高の2412円。
東証1部売買単価は2338円(前日は2315円)。
東証1部時価総額は726兆円(前日は726兆円)。
16日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は264.37(前日263.67)。
木曜のシカゴ225先物終値は大証日中比20円高の28940円。
高値は29100円、安値は28745円。
225先物大証夜間取引終値は日中比10円安の28910円。
気学では「不時の高下を見せる日。逆張り良し」。
月曜は「安値にある時は目先底を作る時あり」。
火曜は「押し目買いの日。後場急伸したら利入れ方針」。
水曜は「初め高くても飛びつき買い警戒。吹き値売りの日」。
木曜は「安日柄。急落することあり。戻り売りの日」。
金曜は「下寄りしたら買い狙い。上放れたら見送り良し」。
ボリンジャーのプラス1σが29107円。
プラス2σが29640円。
5月10日のマドは29593円。
一目均衡の雲の下限が29119円。
上限は29434円。
勝手雲の上限は285642円。
10日連続で上回った。
昨日は白くねじれた。
RSIが65.65(前日67.58)。
RCIが77.20(前日82.42)。
日銀は33日連続でETFを買わず。
水星は逆行10日目。
終了は23日。
5月SQ値は27748円
3月メジャーSQ値は29282円。
週足陽線基準は29019円。
6月メジャーSQ値は29046円。

《今日のポイント6月10日》

(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。
   CPIを受け「インフレの高進が一過性にとどまる」との見方が拡大した。
   10年国債利回りは1.436%。
   2年国債利回りは0.146%。
   SKEW指数は154.81。
   恐怖と欲望指数は50→54。

(2)ダウ輸送株指数は109ポイント安の15179ポイントと続落。
   SOX指数は1.19%高の3196ポイントと4日ぶりに反発。
   VIX指数は16.08。
   合算売買高は106.4億株(前日は115.3億株、過去20日平均は106.7億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比20円高の28940円。

(3)東証1部の売買代金は2兆4042億円(前日2兆3030億円)。
   新高値67銘柄(前日128銘柄)。
   6日ぶりに2ケタ。
   新安値28銘柄(前日17銘柄)。
   騰落レシオは102.97(前日107.79)。
   NTレシオは14.80倍(前日14.75倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)横ばいの25日線(28621円)から△1.18%。
   10日連続で上回りサポート。
   横ばいの75日線は29147円。
   23日連続で下回った。
   右肩上がりの200日線(26935円)からは△7.51%(前日△7.26%)。
   右肩下がりの5日線(28948円)から△0.03%。
   3日ぶりに上回った。

(5)空り比率は38.4%(2日ぶりに40%割れ:前日40.9%)。
   空売り規制なしの比率は7.4%(前日6.9%)。
   日経VIは19.87(前日19.73)と上昇。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.682%(前日▲15.176%)。
   買い方▲6.575%(前日▲6.624%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲8.051%(前日▲7.449%)。
   買い方▲15.643%(前日▲15.910%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.21倍(前日14.21倍)。
   EPSは2037円(前日2031円)。
   BPSは23166円(前日23088円)

(8)東証1部時価総額は726兆円(前日は726兆円)。
   ドル建て日経平均は264.37(前日263.67)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが29107円。
   プラス2σが29640円。
   5月10日のマドは29593円。
   一目均衡の雲の下限が29119円。
   上限は29434円。
   勝手雲の上限は285642円。
   10日連続で上回った。
   昨日は白くねじれた。
   RSIが65.65(前日67.58)。
   RCIが77.20(前日82.42)。
   日銀は33日連続でETFを買わず。
   水星は逆行10日目。
   終了は23日。
   5月SQ値は27748円
   3月メジャーSQ値は29282円。
   週足陽線基準は29019円。
   前週末終値は28941円。

今年の曜日別勝敗(6月10日まで)

月曜14勝7敗
火曜11勝10敗
水曜10勝12敗
木曜15勝6敗
金曜11勝11敗

6月第1週の海外投資動向。
現物605億円の買い越し(2週連続)。
先物1888億円の売り越し(2週ぶり)。
合計1282億円の売り越し(2週ぶり)。

昨日になってようやく登場した「緊急事態宣言解除」に関するひとつの案。
20日に解除し東京や大阪など大半の地域を「まん延防止等重点措置」へ移行する方向。
期間は21日から東京オリンピック開幕(7月23日)までの1カ月程度を想定。
飲食店への営業時間短縮要請などの対策を継続。
来週後半に判断する方針だという。
焦点は4月25日から続く酒類やカラオケを提供する飲食店への休業要請の扱い。
一般論としては妥当な落としどころだが飲食店等については辛い。
「気持ちは解除、実質は同じ」というところだ。

パソナ会長の竹中平蔵氏のユーチューブでの発言が紹介されている。
結論は五輪開幕だが反論が多い。
開幕の根拠は3つ。
(1)東京五輪・パラリンピックが世界的イベント。
日本の国内事情で中止すべきではない。
(2)これまで夏季五輪が中止になったのは3回。
いずれも戦争が理由だった。
第一次世界大戦、第二次世界大戦時に大会が中止。
「これは国内事情ではなくて世界の事情で出来ないからやめている」。
コロナは「世界事情」とも思えるが・・・。
スペイン風邪の流行下のもと開催された1920年アントワープ五輪(ベルギー)。
「このパンデミックの中でベルギーのアントワープでのオリンピックはきちっとやられました。
もちろん、その時の大会運営は大変だったとか、色々な記録が残っています。
パンデミックだからやめたということではなかったわけです。
スペイン風邪は今の新型コロナウイルスの影響とは比べものにならないほど大きなものでした」。
(3)ワクチン接種が進行している。
見方はいろいろあるが、スペイン風邪の時のアントワープ五輪開催という歴史は調べてなかった。
もっとも、パソナの会長というポジションを考えればワクチンも五輪も進まなければいけない。
それは割り引いて考えるべきだろが・・・。

台湾のTSMCが熊本に半導体工場を作る方向との報道。
安全保障上の理由もあろうが、グッドパートナーという印象。
各国が誘致に走り同社はアリゾナに1.3兆円規模の工場建設を既に決めている。
一方、日本ではソニーや自動車大手などの顧客が多い。
地震もあった熊本に来てくれるのは悪くない。
ワクチンを分けてあげたからではなかろう。


◇━━━ カタリスト━━━◇

シルバーライフ(9262)・・・動兆

シルバーライフに注目する。
同社は高齢者向け配食サービスのFC本部運営。
高齢者施設への食材販売、冷凍弁当のOEMも扱う。
新工場の償却負担は重いがこれは未来の利益につながる。




(兜町カタリスト櫻井)