兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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方向感に乏しい展開か
【オープニングコメント】
方向感に乏しい展開か
18日の日経平均株価は方向感に乏しい展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3700円。
米株式市場の休場で市場参加者が少ないなか、引き続き新型肺炎を巡る情報に神経質な展開が続きそうだ。中国では金融・財政政策を支えに株価が上向いており、日本株の下値をきょうも支える要因になるとの見方が多い。前日終値(2万3523円)を挟んで一進一退の展開を想定。
 
上海総合指数は17日、春節(旧正月)前の水準を回復した。中国人民銀行(中央銀行)が同日に中期貸出制度(MLF)の適用金利を引き下げ、金融緩和期待が強まった。市場では「人民銀は20日に事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の引き下げに動く公算が大きい」と予想する声が出ている。
中国では追加の財政出動など政策期待が強まっている。きょうも上海株の上昇が続けば出遅れ感のある日本株の買いに一定程度は波及しそうだ。

ただ、買い手掛かり材料に乏しいことや、新型肺炎による企業業績への影響を警戒する向きもあり、積極的な売買は限られそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(17日終値は109円86−87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の前半(同119円09−13銭)と小動き。大阪取引所のナイトセッションでは前日比30円安の2万3510円だった。
 
一方、米アップルの1-3月の売上高が新型肺炎の影響で予想未達になるとの報道が朝方に流れており、こちらはハイテク株などの重しとなりそう。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■プレミアムウォーターホールディングス <2588>
JR東日本ウォータービジネスと宅配水の製造・販売事業で業務提携。
 
■ウェルス・マネジメント<3772>
パナソニック ホームズと上場リート組成に向けて基本合意。
 
■ハウテレビジョン<7064>
前期経常を一転16%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ギフト<9279>
3月18日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。株式分割実施に伴い、株主優待制度を変更。100株以上200株未満の区分を新設し、年間4枚の食事券を贈呈する。
 
■片倉工業<3001>
子会社トーアエイヨーが大阪大学と、中性脂肪蓄積心筋血管症治療薬「CNT-01」の独占的な開発・製造・販売権などに関する契約を締結。
 
■アンビスホールディングス<7071>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
 
■物語コーポレーション <3097>
1月既存店売上高は前年同月比4.7%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■日本調剤<3341>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、100株以上500株未満保有でオンラインストア優待券3000円分、500株以上保有で同1万5000円分を贈呈する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
18(火)
5年国債入札
《決算発表》
トレンド、佐渡汽
 
【海外】
独2月ZEW景況感指数(19:00)
米2月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
米2月NAHB住宅市場指数(2/19 0:00)
米12月対米証券投資(2/19 6:00)
《米決算発表》
ウォルマート、デボン・エナジー

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。