前週末の堅調な地合いが継続か

【オープニングコメント】 前週末の堅調な地合いが継続か

11日の東京株式市場は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円−2万3000円を想定する。
前週末8日の米国株式市場で、ＮＹダウが4日ぶりに史上最高値を更新、ナスダック総合指数は3日続伸して史上最高値を視野に捉えるなど、好調に推移した。
東京株式市場も前週末の堅調な地合いが継続し、続伸後、上値を試す場面もありそう。
1日に付けた直近高値2万2994円31銭や心理的なフシ目の2万3000円が意識されそうだ。
 
先週末は足元で上値抵抗として意識されつつあった25日線を突破した。この上昇により、短期デッドクロスが意識された5日、25日線についてもデッドクロスを回避。もち合いレンジ突破が意識されてくる。
 
為替相場は、ドル・円が１ドル＝113円台の半ばと小動き。
8日のシカゴ市場の日経平均先物の円建て清算値は、８日の大阪取引所終値比55円高の2万2845円だった。
 
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
22845 ( +55 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
22900 ( +110 )
(　)は大阪取引所終値比
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「５社ベースで、売り660万株、買い770万株で、差し引き110万株の買い越し。買い越しは8営業日連続。金額は売り越し。売りセクターに、不動産、情報通信、電機、サービス、非鉄、電機など。
買いセクターに、自動車、商社、機械、証券、銀行、情報通信、電機、ＲＥＩＴ、薬品、精密など。
 
  
【好材料銘柄】
 
■シーアールイー <3458>
8-10月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地。
 
■エイチーム <3662>
8-10月期(1Q)経常は3.4倍増益で着地。
 
■テクノマセマティカル <3787>
iPad/iPhoneを使用した「タリー・インカムシステム」を発売。ライブ放送時に使用するタリー・インカム機能を既存のシステムに容易に組み込むことができる。
 
■プロルート丸光 <8256>
越境EC事業を展開する中国国有企業傘下と業務提携に向けて基本合意。
 
【主な経済指標・スケジュール】
11（月）
10-12月期法人企業景気予測調査（8:50）
11月マネーストック（8:50）
11月工作機械受注（15:00）
《決算発表》
日ハウスＨＤ、アイ・ケイ・ケイ、サトウ食品、Ｂガレージ、菊池製作、ＪＰＮミート、ネオジャパン、シーズＨＤ、ライクキッズＮ、萩原工業、トーホー、ファースト住、シルバーライフ、シーイーシー、泉州電
 
【海外】
米3年国債入札
米10年国債入札
休場:タイ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。