新興市場見通し
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新興市場見通し |
マザーズ指数は10月29日まで8日続伸。日足チャートでは75日移動平均線を上回り、30日には880pt台を回復する場面があった。売買代金はさほど膨らまなかったが、中小型株の一段の戻りに期待した買いが優勢だった。
しかし、その後は新興市場でも日米の金融政策を見極めたいとの思惑が強まり、週末にかけては3連休を前に手控えムードとなった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.2%であったのに対して、マザーズ指数は+1.0%、日経ジャスダック平均は+0.9%だった。
今週の新興市場では、マザーズ指数は800pt台後半で一進一退の展開となりそうだ。日経平均は一時2万3000円台を回復した達成感もあって、足元では上げ一服といったところ。マザーズ指数も75日移動平均線を上回る場面では利益確定売りに上値を抑えられやすく、先高観が高まる状況とはなっていない。新興市場でも決算発表が増えるため、個別物色の様相が強まるだろう。