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値下がり優勢、手控え気味
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、手控え気味

 
東証グロース市場は前日の米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、国内新興市場でも主力銘柄を中心に運用リスクを避ける動きが広がった。米市場での利下げ開始時期の先送り観測を背景に金利上昇が進み、PER(株価収益率)の高い新興株には相対的な割高感を意識した売りが出やすかった。「調整色が続いていることで、個人も少し手控え気味になっている」とされ、グロース市場全体の売買代金は前日を下回った。
グロース250とグロースCoreは下落した。東証グロース市場250指数の終値は前日比10.27ポイント(1.46%)安の692.10だった。
 
グロース市場ではカバーやトラースOPが下落した。一方、ヴレインSやソラコムは上昇した。
値上がり銘柄数160、値下がり銘柄数357と、値下がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場したハンモックは午前に公開価格(2060円)を100円(4.85%)上回る2160円で初値を付け、終値は初値比59円(2.73%)安の2101円だった。
 
 
個別ではASJ、データセクション、Welby、エヌ・ピー・シーがストップ高。プラッツは一時ストップ高と値を飛ばした。ツクルバ、バルニバービ、FFRIセキュリティ、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、トラース・オン・プロダクトなど12銘柄は年初来高値を更新。リベロ、プロパティデータバンク、ボードルア、キッズウェル・バイオ、ラストワンマイルが買われた。
 
一方、ジェイフロンティア、アズーム、うるる、ティアンドエス、サインドなど31銘柄が年初来安値を更新。プログリット、アジャイルメディア・ネットワーク、キャスター、Kudan、noteが売られた。