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値下がり優勢、持ち高整理の売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、持ち高整理の売り

 
東証グロース市場は、グロースCore、東証マザーズ指数は続落。東証マザーズ指数の終値は前日比6.78ポイント(0.90%)安い748.34だった。このところ上昇基調にあったことから、利益確定売りが出た。週末とあって持ち高整理の売りも出やすかった。米金利が再び上昇するとの警戒も高PER(株価収益率)銘柄が多いグロース銘柄の重荷となった。
東証マザーズ指数は、朝方は高く推移した。米国の利上げのペースが緩和するとの期待を受けた18日の米株高により、国内のグロース銘柄にも買いが及んだ。
 
市場の関心は米カンザスシティー連銀が開く経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に向かっている。「金融引き締めペースが緩むといった株式市場の楽観的な見方を米連邦準備理事会(FRB)高官がけん制する発言が目立つ。26日のパウエルFRB議長の講演まで神経質な展開が続くだろう」との声が聞かれた。
 
今期営業赤字に転落する見通しとなったGRCSが売られた。マイクロ波も下げた。一方、東京通信やライフネットは上昇した。
値上がり銘柄数176、値下がり銘柄数273と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、アクリート、AHCグループがストップ高。東京通信、BCC、ミクリードは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、サンワカンパニー、パルマ、アズーム、アドバンスト・メディアなど22銘柄は年初来高値を更新。Unipos、シェアリングテクノロジー、FFRIセキュリティ、トラース・オン・プロダクト、メンタルヘルステクノロジーズが買われた。
一方、エアークローゼットが年初来安値を更新。GRCS、ブシロード、パワーソリューションズ、マイクロ波化学、フューチャーリンクネットワークは売られた。