418円安、2万2000円台を割り込む
東京株式(前引け)=418円安、2万2000円台を割り込む

31日午前の日経平均株価は続落し、前日比418円25銭(1.87%)安の2万1920円98銭で前場を終えた。取引時間中としては6月29日以来、約1カ月ぶりに2万2000円を下回った。
円高が進行したほか、新型コロナウイルスの新規感染者数が連日過去最高を更新していることを受け、経済への悪影響を懸念する売りが膨らんだ。相次ぐ2020年4〜6月期決算発表を受け、業績の悪化が確認された銘柄への売りがかさんだ。
31日の東京外国為替市場で1ドル=104円台前半と、4カ月半ぶりの円高・ドル安水準となり、主力輸出銘柄の業績悪化懸念を招いている。中国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.1と、前月より0.2ポイント上昇したが、市場では予想の範囲内との受け止めが優勢だった。
2021年3月期の連結純利益が33%減るとの見通しを発表したアドテストが大幅に下落し、日経平均を約71円押し下げた。パナソニックも21年3月期の連結純利益が56%減るとしたことで、午前の終値では前日比12%下げた。今期業績が大幅に減益になるとの見通しを示した銘柄が大幅に売られ、相場全体の重荷になっている。
リスクオフムードの高まりから海外投資家からの売りが増えており、個人投資家を中心にした押し目買いでは応戦しきれないのが現状。午後は日銀による上場投資信託(ETF)購入も期待されるが、好材料が見当たらない中では日経平均の急回復は想定しにくい。市場関係者の間では、「午後も2万2000円の攻防戦が続く」との見方が支配的だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2235億円、売買高は7億929万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1948と、全体の約9割を占めた。値上がりは201、変わらずは23銘柄だった。

業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、パルプ・紙、金属製品などが下落し、上昇は電気・ガス業のみ。
個別銘柄では、ブリヂストンが安く、トヨタは下押した。アドバンテスがストップ安売り気配で、東エレク、SUMCO、ソニーも値を下げ、パナソニック、任天堂、コニカミノル、住友重やIHIも下げた。キヤノンは大幅安。日清紡HDも安い。
一方、富士電機が上げ、味の素、TDK、富士通も高い。好決算を発表したアンリツは5%高。大阪ガス、東京ガスが堅調。ZOZOには買い注文が殺到した。
東証2部株価指数は前日比57.78ポイント安の6307.10ポイントと5日続落した。
出来高1億0206万株。値上がり銘柄数は57、値下がり銘柄数は353となった。
個別では、キーウェアソリューションズがストップ安。サイバーステップ、朝日印刷、京進、那須電機鉄工、アドテック プラズマ テクノロジーなど11銘柄は年初来安値を更新。日本アビオニクス、アルメディオ、富士通フロンテック、ショクブン、クシムが売られた。
一方、中外鉱業、日本食品化工が年初来高値を更新。FRACTALE、東亜バルブエンジニアリング、FDK、いい生活、さいか屋が買われた。

31日午前の日経平均株価は続落し、前日比418円25銭(1.87%)安の2万1920円98銭で前場を終えた。取引時間中としては6月29日以来、約1カ月ぶりに2万2000円を下回った。
円高が進行したほか、新型コロナウイルスの新規感染者数が連日過去最高を更新していることを受け、経済への悪影響を懸念する売りが膨らんだ。相次ぐ2020年4〜6月期決算発表を受け、業績の悪化が確認された銘柄への売りがかさんだ。
31日の東京外国為替市場で1ドル=104円台前半と、4カ月半ぶりの円高・ドル安水準となり、主力輸出銘柄の業績悪化懸念を招いている。中国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.1と、前月より0.2ポイント上昇したが、市場では予想の範囲内との受け止めが優勢だった。
2021年3月期の連結純利益が33%減るとの見通しを発表したアドテストが大幅に下落し、日経平均を約71円押し下げた。パナソニックも21年3月期の連結純利益が56%減るとしたことで、午前の終値では前日比12%下げた。今期業績が大幅に減益になるとの見通しを示した銘柄が大幅に売られ、相場全体の重荷になっている。
リスクオフムードの高まりから海外投資家からの売りが増えており、個人投資家を中心にした押し目買いでは応戦しきれないのが現状。午後は日銀による上場投資信託(ETF)購入も期待されるが、好材料が見当たらない中では日経平均の急回復は想定しにくい。市場関係者の間では、「午後も2万2000円の攻防戦が続く」との見方が支配的だった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2235億円、売買高は7億929万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1948と、全体の約9割を占めた。値上がりは201、変わらずは23銘柄だった。

個別銘柄では、ブリヂストンが安く、トヨタは下押した。アドバンテスがストップ安売り気配で、東エレク、SUMCO、ソニーも値を下げ、パナソニック、任天堂、コニカミノル、住友重やIHIも下げた。キヤノンは大幅安。日清紡HDも安い。
一方、富士電機が上げ、味の素、TDK、富士通も高い。好決算を発表したアンリツは5%高。大阪ガス、東京ガスが堅調。ZOZOには買い注文が殺到した。
東証2部株価指数は前日比57.78ポイント安の6307.10ポイントと5日続落した。
出来高1億0206万株。値上がり銘柄数は57、値下がり銘柄数は353となった。
個別では、キーウェアソリューションズがストップ安。サイバーステップ、朝日印刷、京進、那須電機鉄工、アドテック プラズマ テクノロジーなど11銘柄は年初来安値を更新。日本アビオニクス、アルメディオ、富士通フロンテック、ショクブン、クシムが売られた。
一方、中外鉱業、日本食品化工が年初来高値を更新。FRACTALE、東亜バルブエンジニアリング、FDK、いい生活、さいか屋が買われた。