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マザーズ指数は3日ぶり反落、メルカリ売られ指数下げる
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は3日ぶり反落、メルカリ売られ指数下げる

 
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比7.69ポイント安い1228.82だった。
20日の米大統領の就任式が通過するまでは大きなトレンドは出難いと考えられ次第にこう着感が強まりそうである。商いは引き続き低水準とみられ、指値状況の薄い中を先物主導による仕掛け的な売買に振らされやすい状況。
フリマアプリのメルカリは米国事業について「現地ライバル企業が配送サービスを強化するなどして逆風に見舞われている」と伝わり、嫌気した売りが膨らんだ。メルカリ単独で指数を約9ポイント下押しした。
BASEやAIinsが下落したほか、2020年12月の全社売上高が前年同月比31.5%増だったと発表したラクスは利益確定売りに押された。
 
一方、野村証券が目標株価を大きく引き上げたSansanが買われた。今期最終損益の見通しを上方修正したトランスGには買いが集中し、気配値を制限値幅の上限(ストップ高水準)に切り上げた。
値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は127となった。
 
個別では、アララが昨年来安値を更新。カイオム・バイオサイエンス、メルカリ、ウォンテッドリー、BASE、AI insideが売られた。
 
 一方、プレイド、フェニックスバイオが一時ストップ高と値を飛ばした。オークファン、ヤプリ、Sansan、レントラックス、バルミューダなど8銘柄は昨年来高値を更新。フルッタフルッタ、ビザスク、FRONTEO、グッドパッチ、オンコセラピー・サイエンスが買われた。