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値下がり優勢、新興株は敬遠されがち
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、新興株は敬遠されがち

 
東証グロース市場は薄い商いで小幅安となった。米長期金利の上昇を受け、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)株には売りが優勢だった。
前日の米株式市場でナスダック総合指数が史上最高値を更新し、日経平均株価は反発。グロース250も前日比プラスで始まったが、「材料がなく投資家の資金が向いていない」という。グロース市場全体の売買代金は前日を下回った。
市場関係者は「東証プライムの大型株に海外投資家中心に買いが集まる中、新興株は敬遠されがち」とみていた。
東証グロース250は続落。グロースCoreは小幅安。東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比4.73ポイント(0.68%)安の687.37で、1月18日に付けた年初来安値(685.90)まで1.47ポイントに迫った。
 
グロース市場ではトライアルやカバーが下落した。一方、ヴレインSやカウリスは上昇した。
値上がり銘柄数201、値下がり銘柄数307と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではG-FACTORY、データセクション、エコモット、クリーマ、トリプルアイズがストップ高。地域新聞社、アルファクス・フード・システムは一時ストップ高と値を飛ばした。ASJ、ツクルバ、バルニバービ、GMOリサーチ、ボードルアなど11銘柄は年初来高値を更新。note、トラース・オン・プロダクト、ABEJA、キッズウェル・バイオ、ヌーラボが買われた。
 
 一方、イオレ、クリアル、オークファン、うるる、ティアンドエスなど31銘柄が年初来安値を更新。シリコンスタジオ、日本スキー場開発、アジャイルメディア・ネットワーク、yutori、シイエヌエスが売られた。