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続落スタート、トヨタに売り先行
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、トヨタに売り先行
【寄り付き概況】
 
5日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比183円37銭安の3万8654円09銭。
 
前日の欧州株市場では世界景気の先行き不透明感が重荷となり独DAXをはじめ主要国の株価指数がほぼ全面安商状となった。一方、米国株市場では、雇用指標の発表を受け米長期金利の低下基調が続き、これを拠りどころにNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇したが、景気減速への警戒感も意識されている。ダウは安くなる場面もあり、ナスダック指数の方は終盤までマイナス圏で推移する時間が長かった。
 
円は同日に一時154円55銭とおよそ3週間ぶりの円高水準まで戻した。東京市場ではトヨタやホンダなど輸出関連株に売りが先行している。
 
4日の米株式市場では主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.7%下落した。米半導体関連の下げが東エレクやレーザーテクなどの売りを促し、相場を押し下げている面も大きい。
 
東証株価指数(TOPIX)は下落している。
 
個別では、リクルート、ファナック、ダイキン、KDDIが安い。一方、第一三共、ニトリHD、オリンパス、ソニーGが高い。