好悪材料交錯しもみ合い

【市況】東京株式（寄り付き）＝好悪材料交錯しもみ合い

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比19円17銭高の2万2735円02銭。27日のNYダウは前週末比114ドル高の2万6584ドルと3日ぶりに反発。新型コロナワクチン開発への期待などが膨らみ、主力IT関連株などが値を上げた流れで東京株市浮き市場でも半導体関連などが買い先行で始まった。
 
一方、主要企業の決算発表に対する様子見ムードも強く、下げに転じる場面も見られる。
為替相場は、ニューヨーク市場で一時105円10銭台まで円高が進む場面があった。こうしたなか、日経平均株価は小幅に値を上げて取引を開始した。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、6業種が高く、値上がりは医薬品、電機、精密、その他製品など。値下がり上位はゴム、鉱業、輸送用機器、不動産、空運など
 
個別では東エレク、アドバンテス、信越化、スクリンの半導体関連株や村田製、TDK、日本電産、キーエンスの電子部品関連株が買われ、ソフトバンクG、ソニー、富士通、NECが値を上げている。また、ENEOS、コスモエネルギ、ニチレキの石油関連株の一角や武田、第一三共、エーザイ、任天堂が反発している。
 
半面、トヨタ、ホンダ、日産自の自動車株や三菱UFJ、三井住友、野村、東京海上の金融株が軟調で、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機が安い。また、NTT、KDDI、NTTドコモの通信株やキヤノン、リコー、JAL、ANAが売られているほか、ファーストリテは3営業日続落している。
 
 
テクニカル的には飛島（1805）、日比谷（1982）、鳥越粉（2009）、ジーフット（2686）、永谷園（2899）、物語コ（3097）、ダイワボウ（3107）、ディアライフ（3245）、イーブック（3658）、特種東海（3708）、システムリ（3771）、中越パ（3877）、大陽日酸（4091）、インテージ（4326）、ビオフェル（4517）、日山村硝（5210）、ヨータイ（5357）、淀鋼（5451）、滝澤鉄（6121）、カワタ（6292）、井関（6310）、荏原実（6328）、蛇の目（6445）、三菱電（6503）、ヤーマン（6630）、ワコム（6727）、Casa（7196）、シマノ（7309）、Gセブン（7508）、日MDM（7600）、オーハシテク（7628）、東京計器（7721）、トランザ（7818）、ニフコ（7988）、日ガス（8174）、アクシアル（8255）、日立キャ（8586）、TOC（8841）、山陽電（9052）、ショーエイ（9385）、ドコモ（9437）、GMO（9449）、東ガス（9531）、ベネッセ（9783）、アークランド（9842）、ケーユー（9856）が動兆。
 
人気はジョルダン（3710）、アイロム（2372）、岡藤（8705）、NSW（9739）、コックス（9876）、石川製（6208）、豊商事（8747）、細谷火（4274）、ランサーズ（4484）、小野薬品（4528）、三機工（1961）、レノバ（9519）、ネットワン（7518）。