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マザーズ指数は続伸、材料株やIPO銘柄などに物色
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は続伸、材料株やIPO銘柄などに物色

東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比6.78ポイント高い1211.00だった。
日経平均と同様にマザーズ指数もやや方向感を欠く展開だった。週末を前に利益確定の売りが出て、前場中ごろを過ぎると値を崩す場面もあった。一方で直近値を下げていた銘柄には買い戻しが入り、小型の材料株やIPO(新規株式公開)銘柄などの物色も活発で、後場のマザーズ指数は堅調に推移した。
メルカリやアンジェスが上昇したほか、オンラインイベントで協業すると発表したJストリームは買われた。一方、AIinsやBASE、ラクスが下落した。
 
売買代金は概算で1724.39億円。騰落数は、値上がり189銘柄、値下がり122銘柄、変わらず15銘柄となった。
 
27日に東証マザーズ市場に新規上場したクリーマは上場初日のきょう売買が成立し、初値である4850円を上回って取引を終えた。終値は初値比450円(9.3%)高の5300円だった。週末相場で新興市場に活発な動きはなく、引き続き方向感が乏しい。主力株は高安まちまち
新規の材料は少なかったが、「個人はお金がある上、直近の株価上昇で利益を確保できており、信用取引の成績も良いため、活発に動いた」とされ、マザーズ、ジャスダック両市場ともに売買代金は前日を上回った。
 
個別では、リアルワールドがストップ高。アライドアーキテクツ、ミクリードは一時ストップ高と値を飛ばした。メディカルネット、アイリッジ、Jストリーム、アクリート、エヌ・ピー・シーなど8銘柄は年初来高値を更新。AHCグループ、アイリックコーポレーション、ロードスターキャピタル、ロコガイド、シャノンが買われた。
 
一方、ヘッドウォータース、インターファクトリー、アイキューブドシステムズ、ジェイックが年初来安値を更新。ティアンドエス、アララ、フィードフォース、フィット、ギフティが売られた。