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ダウ3日続伸78ドル高、米利下げ期待で
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【市況】ダウ3日続伸78ドル高、米利下げ期待で |
6日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比78ドル84セント(0.20%)高の3万8886ドル17セントで終えた。
米労働省が朝方発表した新規失業保険の申請件数は予想を上回った。雇用の減速を示す内容で、米連邦準備制度理事会（FRB）が9月にも利下げに踏み切るとの観測が相場を支えた。
欧州中央銀行（ECB）がこの日の定例理事会で利下げを決めたことも支援材料となった。ただ、翌7日発表の5月の米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑から、ダウの上値は重かった。
朝発表の週間の新規失業保険申請件数は22万9000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万件)を上回った。労働市場の過熱感が薄れていることを示す雇用指標の発表が相次いでおり、FRBが9月に利下げ転換するとの観測が広がっている。市場では、「(あす発表の)5月の米雇用統計発表への期待が高まった」との声が聞かれた。
欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で4年9カ月ぶりとなる利下げを決めた。5日にはカナダ中銀が利下げに踏み切り、FRBも主要中銀の流れに沿う形で政策金利を引き下げやすくなるとの見方もある。
ダウ平均は小幅に下落する場面があった。前日にナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数が過去最高値を更新した。ダウ平均の構成銘柄ではないが、前日に過去最高値を付けたエヌビディアには目先の利益を確定する売りが出た。ダウ平均の構成銘柄ではアップルが下落した。
その他の個別では、ナイキやシェブロンが上げた。メルクやトラベラーズといったディフェンシブ株の一角にも買いが入った。アクティビスト(物言う株主)が株式を追加取得したことが明らかになったセールスフォースも高かった。半面、ゴールドマン・サックスやキャタピラーは売られた。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前日比14.784ポイント(0.08%)安の1万7173.121で終えた。メタプラットフォームズなどが下げた。
朝発表の週間の新規失業保険申請件数は22万9000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万件)を上回った。労働市場の過熱感が薄れていることを示す雇用指標の発表が相次いでおり、FRBが9月に利下げ転換するとの観測が広がっている。市場では、「(あす発表の)5月の米雇用統計発表への期待が高まった」との声が聞かれた。
欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で4年9カ月ぶりとなる利下げを決めた。5日にはカナダ中銀が利下げに踏み切り、FRBも主要中銀の流れに沿う形で政策金利を引き下げやすくなるとの見方もある。
ダウ平均は小幅に下落する場面があった。前日にナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数が過去最高値を更新した。ダウ平均の構成銘柄ではないが、前日に過去最高値を付けたエヌビディアには目先の利益を確定する売りが出た。ダウ平均の構成銘柄ではアップルが下落した。
その他の個別では、ナイキやシェブロンが上げた。メルクやトラベラーズといったディフェンシブ株の一角にも買いが入った。アクティビスト(物言う株主)が株式を追加取得したことが明らかになったセールスフォースも高かった。半面、ゴールドマン・サックスやキャタピラーは売られた。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。前日比14.784ポイント(0.08%)安の1万7173.121で終えた。メタプラットフォームズなどが下げた。
【シカゴ日本株先物概況】9
6日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比330円安の3万8635円で終えた。この日は日経平均株価が上昇したものの、NYダウ平均が、米雇用指標の軟化を背景に利下げ期待が維持され、3日続伸した。
ナスダック総合株価指数も下落するなど米ハイテク株の下げが目立ち、シカゴ市場では日経平均先物に売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
38635 ( -125 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38635 ( -125 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 8285.34(+38.39)
6日のFTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比38.39ポイント（0.46%）高の8285.34で終えた。国際商品市場で銅などの非鉄金属や貴金属の先物相場が堅調に推移したのを背景に、英豪リオティントやスイスのグレンコアといった鉱業株に買いが優勢となった。銀行株の上昇とともに、指数を支えた。
FTSEの構成銘柄では、産銅大手アントファガスタが2.93%高、産金大手フレスニロが2.68%高、会計ソフト大手セージが2.41%高と相場をけん引。一方、通信大手ボーダフォンは5.79%安、送電大手ナショナル・グリッドは4.17%安、広告会社WPPは3.45%安と大きく売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18652.67(+76.73)
6日のドイツ株価指数（DAX）は続伸し、前日比76.73ポイント（0.41%）高の1万8652.67で終えた。欧米の利下げ期待を支えに、買いが先行した。ただ欧州中央銀行（ECB）が6日発表した0.25%の利下げは市場のおおかたの予想通りだったうえ、ECBが同日まとめた経済・物価見通しを踏まえて先行きの過度な利下げ期待が後退すると、株価は伸び悩んだ。
個別では、業務用ソフトウエア大手SAPが3.61%高、コメルツ銀行が3.14%高、ヘルスケア大手フレゼニウスが2.43%高。半面、エネルギー大手シーメンス・エナジーは2.93%安、不動産大手ボノビアは1.94%安、素材化学大手コベストロは1.87%安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 8040.12(+33.55)
フランスCAC40種指数は0．42％高だった。金融環境が緩和方向に進むことへの期待から、銀行やハイテク、ヘルスケアなど幅広い銘柄に買いが入った。