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5日ぶりの反発期待
「5日ぶりの反発期待」
「5日ぶりの反発期待」
 
週明けのNY株式市場は続伸。
NYダウは一時160ドル以上の上昇となり、22000ドルを回復する場面もあった。
NASDAQ総合株価指数は大幅続伸。
フェイスブックやアマゾンといったネット関連株が軒並み上昇。
半導体関連株への買いが活発となった。
S&P500は1%超の上昇。
背景は北朝鮮問題について外交的な解決を目指す方向が見え始めたこと。
CIA長官は「米国が北朝鮮と核戦争に突入することを示唆する兆候はみられない」とコメント。
ティラーソン国務長官とマティス国防長官は連名でウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿。
「北朝鮮に外交及び経済的な圧力をかけ、不可逆的な朝鮮半島の非核化と弾道ミサイル開発計画の解体を目指している」とコメント。
北朝鮮情勢の軍事衝突への懸念が後退する要因となった。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁は「今年中にあと1回の利上げ実施を支持する」とコメント。
10年債券利回りは上昇(価格は低下)。
12月の利上げ確率は前日の37.4%から46.7%へ急上昇。
一方でVIX(恐怖)指数は12.33まで低下した。
8月14日の株高アノマリーはNYでは生きていた印象。
 
 
週明けの日経平均株価は3ケタの下落で4日続落。
一時19500円を割り込む場面もあった。
しかしそこから売り叩く動きは見られず。
むしろ「押し目買い」的な展開も散見された。
「今年の続落は4日まで」のアノマリーが活用されたのかも知れない。
改めて紙芝居を確認してみると、25日線(19993円)からは2.28%のマイナスかい離。
75日線は19898円でこれも割れ込んだまま。
一目均衡の雲の下限が19430円、上限は20039円と遥かに上に位置している。
ボリンジャーのマイナス3σが19568円、マイナス2σが19710円。
雲の下限とマイナス3σで下げ止まったということ。
225先物大証夜間取引終値は日中比70円高の19600円。
ドル円も109円台後半で落ち着いている。
騰落レシオは100.13%まで低下。
サイコロは4勝8敗で33.3%まで低下した。
松井証券信用評価損率は売り方▲12.328%(前日▲13.087%)。
買い方▲7.555%(前日6.751%)とまだ買い方は踏みこたえられるところ。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損率は売り方▲3.98%。
買い方▲17.51%と買い方の劣勢が鮮明だ。
日経VIは18.59。
空売り比率は40.1%と3日連続40%超。
もっとも日経平均のPERは13.80倍でEPSは1415.73円と高値更新。
5日ぶりの反発期待の火曜日だ。
 
 
NYダウは135ドル高の21993ドル。
NASDAQは83ポイント高の6340ポイント。
S&P500は24ポイント高の2465ポイント。
ダウ輸送株指数は148ポイント高の9347ポイント。
CME円建ては大証比55円高の19585円。
ドル建ては大証比70ポイント高の19600ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比70円高の19600円。
ドル円は109.73円
10年国債利回りは2.219%



(兜町カタリスト櫻井)